慶応大学

何故私大入試が難しくなったか

知っている方も多いと思いますが

近年、私立大学入試が難しくなっています。

それは、私学補助金の不交付基準のためです。

文科省が首都圏などの大都市圏に学生が集中する問題に対して補助金の不交付基準を厳格化するという方策を取りました。

かつては定員の1.2倍以上の入学者を出した場合は、補助金削減と言うことになっていました。

ところがその基準が、平成30年1.1倍にまでなりました。

そのため、30年度入試ではセンターリサーチでA判定が出ていた生徒さんでもセンター利用入試で不合格になるケースが出ていました。

今年は、さらに厳格化された基準になるとみられていましたが、定員以上入学した場合の補助金削減はなしになりました。

しかしながら、昨年までのことがあるので、各大学の動向が読めないところでした。

今年の状況

昨年から続く私大入試の難化のために、受験生の方ではランクを下げるといった現象が生じています。

河合塾の集計では、早慶等の上位難関大学は第一希望者を減らしています。

早稲田・慶応でも減っています。

受験生の総数も減っています。

昨年の事件で注目していた日大は、もちろん減少です。

チャレンジ受験が減って実力相応校や安全圏の大学を選ぶ傾向が出てきています。

危険な入試

全学部入試

全学部入試とは、学部ごとの一般入試ではなく全部の学部の志願者をまとめて受験させてしまう入試です。

大体の大学では一般受験入試があります。

全学部入試は、受験のチャンスを増やす狙いがあります。

しかしながら、学部ごとの合格者は少ないので一般受験と比べると難易度が上がります。

確認したいくつかの大学では、問題のレベルも上がっています。

明治や立教などにどうしても合格したいと考える受験生が受けるようです。

しかしながら、シグマでは全学部入試はなるべく避けるように指導しています。

理由は簡単

受かり難いからです。

全学部入試は、大学の側から考えるとメリットがあります。

受験料収入を増やせるということです。

受験生の側からみると、一見受験機会が増えていいようですが?

受かり難いので無駄な受験料を払うことになってしまうことが多いです。

センター利用入試

国立第一希望の生徒さんは、私大をセンター利用入試で押さえることが行われてきました。

特別な受験勉強も必要がないのでそれはそれでよかったのですが・・・

30年度入試からセンター利用の入試が厳しくなりました。

センターリサーチA判定でも落ちたりすることがあります。(今後はどうなるか分かりません)

センター利用で滑り止めを押さえているつもりで不合格になると悲惨なことになります。

精神的な動揺

合格発表の日には他大学の出願が間に合わない(3月入試がある大学には間に合います)

などなど・・・・・・・・・

推薦入試

私大入試が難化した影響で、早い段階で大学付属校に入学しようとする流れが出てきています。

大学の方でも入学辞退者の読めない一般入試でなく、入学者数がはっきりコントロールできる推薦入試による入学者の割合を増やすところが多くなっています。

その一方で、推薦入学者の学力不足の問題も浮上しています。

特にAO入試で入学してくる生徒さんの学力不足は問題ですね。

高校で定期試験で成績上位にいれば、指定校推薦も狙えます。

普段の定期試験で成績上位の生徒さんは、受験勉強にも対応できます。

普段からちゃんと勉強するのが一番ですね。

来年以降の入試

来年以降に関しては、なかなか読みずらいものがあります。

センター試験の廃止もその一因です。

文科省の方針がどうなるかも???

どうなっても良いように普段の試験でちゃんと点数が取れるように勉強した方が良いです。

今年の入試の結果は、しっかりと分析するのは当然ですが。