期末試験が終わると待ちに待った夏休み!
楽しい計画も色々とあると思います。
学習面では、長期の休みは何時も出来ないことをやる絶好の機会です。
夏休みの最後になって学校の宿題に追われるだけではもったいないと思いませんか。
では、中高一貫生は夏休みに何をやればいいのか
1.復習
2.予習
3.何をやればいいのか?
4.どうすれば実行できるか?
5.大学受験に向けてこの夏からスタートする人は
まずはから復習
①苦手分野の克服
誰にも苦手なものがあります。
勉強でも同じです。
苦手なものは、自分から何とかしようとせずに放置しやすいものです。
でも、そうすると問題が大きくなってある日突然目の前に現れてきます。
「普段からやればいいじゃない?」なんて言う人もいると思います。
学校がある時期は、学校の宿題や定期試験の対策で忙しくってなかなかまとまった時間が取れなくはありませんか。
”英文法が分からない。特に助動詞が苦手”
“幾何の証明の書き方が分からない”
”古典嫌いだ!何やっているのか全然わからない。”
などなど・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1学期の定期試験で残念な得点になった科目(特に英語、数学、国語)は、重点的に復習する必要があります。
2学期以降に学習する範囲に関連する事項が分からない場合は、絶対です。
②やることを絞る
「全部苦手だから・・・・・・・
全部最初からやらないと・・・・・・」
こんなことを言う生徒さんが時々います。
受験勉強であれば全部の範囲をやらないといけないでしょう。
でも、全範囲をやるのはなかなか難しいものがあります。
時間がかかるので、最後までやる前にやる気がなくなってしまうこともあるからです。
ちゃんと効果をあげようとするのであれば、思い切ってやることを絞りましょう。
ターゲットを明確にして完成度をあげましょう。
其の上で時間的に余裕があればほかの分野もやればいいのではないでしょうか?
③アウトプットする
苦手科目はなるべくやりたくないので復習もさらっとやって終わりにすることが多くあります。
でも、そんなことで効果が上がるでしょうか??
上がるわけがありませんね。
基本事項を復習したら問題演習を必ずやるべきです。
問題演習をやることでその段階での自分の到達度を確認することができます。
”覚えたつもり”
”理解したつもり”
にならないように!
④学校の宿題は復習教材と考える
夏休みに学校から宿題がでますね。
「こんなに出して、あの先生何考えてるんだ!!」
などと考えずに復習の機会をもらったと考えましょう。
教材のレベルも学校の先生が考えているので大体あなたのレベルに合っているはずです。
しかも、9月の休み明けテストの範囲になっていることがほとんどです。
宿題だからと考えて適当にやるのでなく、1学期の復習教材だと思ってちゃんとやると効果が段違いです。
次に予習
①部活で忙しい人は夏休み中に予習をしましょう
学習は、復習が基本です。
では、予習を勧めるのはなぜか?
学校での通常の生活が始まると学習時間を十分に取れないことがあります。
特に運動部の生徒さんに多いケースです。
練習の後は家に帰っても疲れてすぐに寝てしまう日々になっている方々
授業中も眠くなって授業を聞かない日が入ってしまいその後の授業が全く分からなくなることも。
以上のような危険性がある生徒さんは、夏休み中に少しでも2学期の予習をしましょう。
サッカー部や野球部のように練習がきつい部活の生徒さんに特に勧めます。
②どの科目をやればいいのか
英語、数学などの科目がおススメです。
他には、1学期の成績がダメだった科目もやっておいた方が良いですね。
社会などは、読書だと思って軽く読むだけで構いません。
歴史の漫画でアウトラインをつかむのもありです。
③どの程度予習するのか
出来れば2学期の分全部
それが無理ならば中間テストまでの範囲を学習しましょう。
問題等は、全部解く必要はありません。
大体のことが分かれば良しとしましょう。
少しでも手を付けていれば授業の内容が頭に入りやすくなります。
自分が知っていることは、注意して聞くことが多いからです。
何をやればいいのか?
①まずは学校の宿題
学校から出された宿題は早めに終わらせましょう。
出来れば7月中に
遅くともお盆前までには終わらせましょう。
早く終わればほかのことも出来ます。
休み明けテストが宿題の範囲から出題される学校の生徒さんは、宿題を早く終わらせて夏休みが終わる前にもう一度やり直しをやりましょう。
復習にはとてもいいやり方です。
②一度使ったことがある教材のほうが
学校の宿題以外でもっと詳しく学習したい人もいるでしょう。
本屋さんい行けば山のように参考書が陳列されていますしね。
どれをやればいいのか迷ってしまうこともありますね。
どれにするか分からない時は、学校から配布されている教材で十分です。
1冊の参考書を何度も繰り返し学習する方が効率が良いものです。
時々、「問題集や参考書はどんどんやって終わったものは机の上に積み上げておけ。そうすれば自信につながるから。」などと言っている人がいます。
でも、まったく賛成できません。
1冊の参考書なり問題集をちゃんと理解するのにどれだけの時間がかかるか?
例えば大学受験の英語の問題集で”ネクストステージ”と言うものがあります。
これを1か月で仕上げるように生徒さんに言い渡している人もいるようです。
シグマでは、ネクストステージ1冊を最低3回繰り返すことを勧めています。
実際にそれで上位の大学に合格しています。
4.どうすれば実行できるか?
①苦手な科目は後回しになってませんか
嫌なことは後回し。
誰でも同じですね。
しかし、苦手なものは時間をかけて重点的に取り組まないといけないのではないでしょうか?
「私、数学向いてないから・・・。」
などと言っている生徒さんに学習量を聞いてみると大変なことが分かります。
大体は、ほとんどやっていません。
嫌い⇒やらない⇒もっとできなくなる⇒見るのも嫌い
まさに負のサイクルに嵌っているわけです。
本気で何とかしたい科目ならば優先順位を上げて取り組みましょう。
1日の学習の最初に持ってくるのも一つの方法です。
②夏休みは朝がお勧めです。
夏休み中は、日中は暑いので学習ははかどりません。
一番いいのは、早朝です。
涼しいうちに勉強してしまいましょう。
深夜も気温は下がりますが、あまりお勧めできません。
早起きがどうしても出来ない人だけ深夜に勉強すればいいでしょう。
生活リズムが壊れるとどうしようもないですしね。
③習慣化が鍵
ある程度の学習時間を確保しようとするならば習慣化は欠かせません。
習慣化には、最低でも3週間必要です。
夏休みは、3週間以上あるので良い習慣を身に付けるのにもってこいです。
英単語を毎日1単元学習する
数学の計算問題を、朝5題解く
基礎英語を毎日聞く
なんでも良いですから自分で身に付けたい習慣にトライしてみましょう。
失敗しても害にはなりませんので。
中高一貫生で大学受験に向けてこの夏からスタートする人は
①まずは時間がかかる科目から始めよう
文系であれば英語や国語
理系ならば数学
これらは、受験レベルに達するのに時間がかかる科目です。
学校の時間割を見ても分かると思います。
英語・数学・国語の授業時間数が多くなっている筈です。
これらの科目は、基本的なことをちゃんと理解しておかないと受験レベルの問題になると歯が立たないことがあります。
時間があるときに基礎をしっかり作っておくとあとで困ることが少なくなります。
逆に、基礎をおろそかにするといざ本気で受験勉強を始めてもなかなか捗りません。
浪人してから本気で勉強を始めてそこで基礎の重要性に気が付く人を何人も見ています。
予備校の授業についていけなくなりますからね。
②暗記はすぐには出来ないので分割して
”困難は分割せよ”
当たり前のことです。
大学受験レベルで必要な英単語の量はかなりなものです。
これを1か月で覚えろと言ってもほとんど無理です。
一度覚えてもすぐに忘れるのも学習を困難にする要因です。
まとめて一気に出来ないのならば、平準化して毎日やればよいだけです。
毎日やるのに必要なのは、上にも書きましたが習慣化です。
夏休みのうちに毎日やるべきことは始めましょう。
③欲張らないで基本から
難しい問題ばかりやりたがる生徒さんがいます。
しかし、そういうタイプの生徒さんが基本問題が全部解けるかと言うとそんなことはないです。
使うのであれば、自分の力で半分ぐらい解けるレベルの教材をお勧めします。
ある程度解けないとやる気をなくしてその科目自体の勉強も捗らなくなります。
科目ごとに定番と言われる参考書があるはずです。
そういったものを実際に書店で手に取って自分で選びましょう。
④まずやってみてから計画を作っても遅くない
計画を作っても実行されないことってありませんか?
計画を作るだけで満足する人はいませんか?
実行しなければ何も変わりません。
一番大切なのは実行です。
受験勉強を始めようと思ったら、まず周りにある本を使って実際に勉強しましょう。
やってみれば色々な結果が出ます。
それをちゃんとフィードバックして修正しながら計画を作り学習を進めればよいのです。
以上、中高一貫生や高校生の夏休みの学習について書いてみました。
自分では、なかなか上手くやる自信がない方は個人指導シグマまでお気軽にご相談を!
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