中勘助”銀の匙”という本があります。

この本を中学3年かけて読んでいく国語の授業がありました。

毎回、ガリ版刷りのプリントを配布してわざと横道にそれながら、作品を深く掘り下げていく形式です。今はやりの速読とは、発想がまったく違います。色々なテーマについて意見を書かせることで、記述式の問題が自然と出来るようになります。でも、この形式の授業は教師の熱意と力量が必要です。

私の知っている中では、武蔵高校の一人の先生が一人の作家の作品だけを扱っているのを見せてもらったことがあります。それこそ手作りの教材で熱意のほどが感じられました。内容も大学受験のレベルを超えていました。

公立の学校では、こういった授業は不可能です。なぜなら、指導マニュアルが有るからです。私立の学校でもよほどの自信、覚悟、周りの理解がないと実現しません。こんな授業受けてみたいですね。

”銀の匙”授業をやっていたのは、灘中学の橋本武先生。

2013年9月11日お亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。