今週、深夜のテレビ番組で世界記憶選手権の優勝者が出ていました。

教室の生徒さんに聞いていたので録画してみました。

内容は、私が個人的に教えていることとほぼ同じです。

だって、記憶術のルーツは今から2500年前のギリシャで同じテクニックを使っているのだからです。

トランプを覚えたりしてましたが、ああいう番組を見た方から必ず聞かれることがあります。

「記憶術って勉強に使えるの?」

結論を先に言うと記憶術は、大変役に立ちます。

特に暗記系の科目との相性はいいです。

ただし、術とつきますので使いこなすには修行が必要です。

記憶術と言うものを実際に試したことある方ってどのくらいいるでしょう?

ほとんどの方は、やったことがないと思います。

それは、”記憶術”とかいうと、怪しげなイメージのためか・・・・・・?

それとも教えてもらう機会がなかったのか?

個人指導シグマでは、記憶に関するいろいろなテクニックを希望者に教えています。

マインドマップの生みの親、トニー・ブザンに習ったものも有ります。

マインドマップ自体が、学習に使うことが出来るのですが。

それ以外に、私が個人的に調べ改良したもの。

その中から、記憶について大切なことをいくつかご説明します。

トニー・ブザン

・短期記憶・長期記憶

・忘却曲線

・イメージを使った記憶法

・ストーリーを使った記憶法

・ジャーニー法

・歴史の年号の記憶

・漢字の記憶

・短期記憶・長期記憶

学習したことは、初めは短期の記憶を蓄えるところに貯蔵されます。

大脳辺縁系にある海馬と言われるところです。

名前の通り海馬(タツノオトシゴ)の形をしています。

新しい記憶は、海馬に蓄えられます。

そして、夜中に記憶の再生が行われて整理されると言われています。

ここで、大切なものは大脳皮質に送られて長期の記憶になります。

この作業があるので睡眠が大事になるのです。

寝ないと海馬での記憶の再生が行われません。

海馬が働かないと記憶を作ることが出来ません。

海馬は、ストレスや酸素不足が苦手です。

テスト直前で大量の事項を暗記しなければならない時など、ストレスのせいで全く覚えられなくなることってありませんか?

また、脳は体全体の約20%の酸素を消費します。

脳にきちんと酸素がキチンと供給されるようにするために、有酸素運動などを取り入れるといいです。

有酸素運動とは、散歩や軽いランニングそしてサイクリングなどです。

短期の記憶を長期の記憶に変換するためには、復習が必要です。

何回必要か?

5回と言われています。

もちろんそれよりも少ない回数でも長期の記憶になることもあります。

例えば、ものすごくびっくりしたことは、いつまでたっても覚えていませんか?

これは、海馬のそばにある扁桃体が大きく影響を及ぼしています。

扁桃体は、情動反応の処理に関係があります。

だから、感情を大きく揺すられるような出来事は扁桃体が大きく反応してそれが海馬に影響を及ぼしているのです。

ということは、記憶するときに感情を伴えば記憶しやすいということです。

・忘却曲線

エビングハウスの忘却曲線。

聞いたことがある方も多いのではないかと思います。

名前の通り、時間の経過と記憶量をグラフ化したものです。

初めて覚えたことは、1日たつと約30%しか思い出せません。

忘れかけたころに復習してもう一度完全に覚えると効果的です。

1日の後は、1週間。

そのあとは、1か月。

さらに時間を空けて復習します。

そうすると、短期の記憶が長期記憶に変換されます。

「あれ、4回しかない?」

その通りです。

1回足りません。

もう一回は、学習の直後にやってください。

これで、5回の復習になります。

・イメージを使った記憶法

イメージで記憶

記憶術の中心です。

記憶選手権で選手たちが大量の物を覚えることが出来るのもこのテクニックがあるからです。

簡単に説明すると言葉をイメージに変換して覚えていきます。

ただ、イメージにしただけだとどこかに行ってしまいますので、イメージを場所に結びつけて覚えます。

場所は、自分の部屋を使うローマンルーム法や町の通りを使うジャーニー法が有ります。

自分の体を使う方法も簡単です。

イメージを張り付ける場所は、事前にきちんと覚えておきます。

ジャーニー法で、500カ所の場所を事前に順番に覚えていれば、500個の物を張り付けて覚えることが出来ます。

建物や電車の路線を使うことも出来ます。

何度か記憶術のセミナーをやりましたが、初めての方でも3分で10~30個の物を覚えることが出来ます。

数字もやり方さえ分かれば3分で40ケタ覚えることが出来る方も沢山出ました。

このあたりの数字は、トレーニング次第でいくらでも増やすことが出来ます。

・ストーリーを使った記憶法

ストーリーを作るやり方は、覚えたいキーワードを使って話を作る方法です。

単純にキーワードだけを覚えるのに比べるとキーワード同士の結びつきが強いので覚えやすくなります。

なるべくワクワクするような面白い話を作って下さい。

変わったものや変なものの方が記憶には残ります。

・歴史の年号の記憶

歴史の年号は、数字をイメージに変換してその年に有った出来事のイメージと合成したイメージを作って覚えます。

合成イメージなので練習が必要です。

数字の暗記がある程度出来るようになってから、やった方がいいと思います。

年号もイメージを使いますので、貼り付ける場所が必要です。

年号を貼り付けるのはちょっとしたコツがあります。

こちらは、個人指導シグマの内部性だけに公開しております。

・漢字の記憶

小学生の頃の漢字の勉強法ってどんなやり方でしたか?

一つの漢字をノート1行に続けて書いていくやり方とかやっていませんでしたか?

学校の宿題などでは、良く出されたかもしれませんね。

このやり方は、お勧めできません。

それは何故か?

飽きてしまうからです。

脳は、単純なコツやつまらないことは飽きてしまって集中力が落ちてしまいます。

確かに漢字を何回か書くのは練習としては良いでしょう。

でも、全部の漢字を一律に同じだけ書くのは無駄です。

覚えている漢字は、書く必要さえありません。

単調な書き写しは、学習ではなく作業です。

ロシアの記憶術師シュレシェフスキーは、勝手に覚えてしまう自分の記憶を消すためにあるテクニックを使っていました。

それは、ひたすらノートに文章を書きうつすこと。

このタイプの単純な作業は、忘れるのに効果的なのです。

では、漢字はどうやって覚えるのか?

やり方は、色々あります。

形で覚えられるものは元の形をイメージして覚えるのが良いです。

例えば”炎”

森とか林も覚えやすいですね。

形で覚えられない物は、漢字を分解して意味を考えながら覚えるやり方も有ります。

また、津川式と言うやり方の漢字の一部分だけに○をつけて覚えるやり方も人によっては効果があります。

漢字を単独でなくほかの物とリンクさせて覚えることが有効ではないかと考えています。

普通の覚え方で困っていない方は、別にこういったテクニックを使わなくてのかまいません。

ただ、テクニックを知っていると効率が良くなります。

 

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