先週から脳科学の最近の研究成果を学習に生かす方法を探っていました。
1960年代のノーベル賞をとったロジャー・スペリーの右脳・左脳の研究から近年では、fMRIなどの機材の進化により脳についていろいろなことが分かってきているようです。
アメリカでは、今後脳についての研究を進めて”脳地図”の作成を目指すそうです。
アメリカといえば”人ゲノム計画”で力技で人の遺伝子を解析しましたが同じことを脳科学の分野でも考えているみたいです。
予算も日本の20から30倍投入されているようです。(今後はもっと増えるかも)
脳についての研究は専門家に任せて私としては最近の研究成果を学習に生かす方法をつねに考えています。
昨日、書きましたが作業記憶(ワーキングメモリー)が学習においては大事な証拠がたくさんあるようです。
ということは、作業記憶を強化するような方法を取り入れればいいということです。
ジャグリングもいいでしょう。パズルも・・・・。と思っていたら本屋さんでいい本を発見しました。
タイトルは危なそうですが、脳神経学者がパズルの専門家と組んで作られた本です。
いろいろなトレーニングが紹介されていますが、脳のどの部分に有効なトレーニングかちゃんと書かれています。
いままでも、パズルが脳にいいという報告はありましたがここまで具体的にどういう効果があるのか書かれていませんでした。
私としては、生徒ごとに脳の強化すべき分野が違うので個別に紹介できたらと考えています。
それにしても、ここ10年の脳科学の進歩はすごいですね。
調べてみるとびっくりです。これを学習に取り入れない手はないですね。