トヨタでは問題が発生した場合、「なぜ、それが起きたのか」を徹底して考えることを求めます。それが”TOYOTAのなぜ5回”と呼ばれる手法です。5回という回数は、決まり事ではないようです。でも、問題の根本的な原因にたどり着くには2~3回では不十分だと考えています。問題の再発防止や品質向上につながる本当の原因に到達する問いかけの回数の目安が5回というわけです。
教育の世界でも、”なぜ”を重視している国があります。たとえば、フィンランド。PISAのランキング上位に位置してその教育システムに注目が集まりました。特徴の一つに、マインドマップの亜流である”カルタ”。でも、これは本質ではないもしれません。フィンランドの教育では、”なぜ”を生徒に突きつけて考えることを習慣とさせています。単なるAかBかの選択でなく、それに対する理由付けを考えさせているのです。
マインドマップとロジカル・シンキングを結びつける方もいます。マインドマップを書く課程での階層化に、MECEやロジカルピラミッドの考え方を当てはめて考えられるからなのか?ビジネスの世界で使うときは、まさしくロジカルな落書きです。でも、塾で子供たちがマインドマップを書くときにロジカル・・・は求めません。ひょっとすると、自然に身に付くのかもしれませんが。効果のほどは????。自然と身に付くならそれが最高です。
ゆとり教育も終わった今、果たして日本で論理的な思考を教育機関で教えることが出来るようになるのでしょうか?
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