古典心理学にフォン・レストルフ効果と言う物があります。
これは、他と明らかに異なるものは記憶に残りやすいということです。
(フォン・レストルフというのは、人名から来ています。)
例えば、周りが黒い髪の中で一人だけ金髪だったらどうでしょう。
明らかに他とは違っているので印象に残りやすいですね。
色、形、音……何でもいいです。
他との違いが際立っているものは覚えやすいものです。
以前、人の顔を覚えるセミナーを開催したことがあります。
20人の化をと名前を3分で覚えるワークをやったのですが、外国の方を一人だけ混ぜておきました。
その結果は、ほぼ全員がその人のことは覚えていました。
このフォン・レストルフ効果を就職活動に使うことも出来ます。
ワンポイントでいいから何か他とは違うものを用意しておくのです。
外見が一番簡単ですが、そんなに突飛な服装は難しいですね。
なので、本当にワンポイントだけ差別化するのです。
外見よりも、経歴などで差別化する方が効果的かもしれません。
中学高校生の学習にもこのフォン・レストルフ効果は使えます。
覚えにくい物は、なるべく変わったものに結びつけて記憶すればいいのです。
イメージを伴って記憶するのがお勧めです。