平成28年度入試から都立高校入試が大きく変わります。
既にご存知の方も多いでしょうが念のために。
変更点は、3つ。
1.受験科目を5科目に統一(2次募集は3科目)
2.入試得点と内申点の割合を7:3に統一
3.主要5科目以外の内申点は2倍
受験科目を5科目に統一(2次募集は3科目)
従来は、3教科で受験できる学校がありました。
都立国際や春海総合等単位制の学校です。
学校ごとにまちまちな試験科目を主要5科目に統一しました。
これまで私立上位校第一希望の生徒さんでも、都立3科目受験の学校は受験しやすかったのではないでしょうか?
しかしながら、今回5科目で固定されたことにより、私立第一希望の生徒さんの都立高校受験者が減る可能性があります。
3科目と5科目とでは、やり方が違います。
ましてや上位校であればなおさらです。
また、都立国際高校のように英語だけ配点を高くするいわゆる傾斜配点もなくなります。
そうすると都立国際高校の倍率も下がるかもしれません。
プラスして、面接や小論文を入試に取り入れる学校も出てきそうです。
入試得点と内申点の割合を7:3に統一
今までも上位校では、7:3の割合で入試の得点を重視していました。
それが全部の学校で実施になるわけです。
そうなると本番での得点を取ることが重視されるようになります。
下位の学校で、内申だけある程度取っていれば入試である程度失敗しても何とかなるということが少なくなります。
ちなみに2次募集は、6:4です。
この制度になれば、入試当日まで頑張らないといけないので学力の底上げにはいいかと思われます。
成績上位の生徒さんたちは、何の変りもないです。
主要5科目以外の内申点は2倍
2倍と言うのは大きいですね。
正直、驚きました。
実技教科が得意な生徒さんは大喜びでしょう。
そうでない生徒さんは・・・・・・。
これは、2の入試の得点と内申の比率を7:3にしたことの影響でしょうか?
実技教科の内申点は、主要5科のそれよりもかなり大きくなったことで、内申対策が重要になります。
この内申と言うのが曲者です。
先生によってつけ方が微妙に違います。
まあ、人が判定するものですので個人差が出るのは当然です。
内申点をUPさせるのに大切なことを最後に書いておきます。
中学3年生の皆さんは、確実に実行してくださいね。
・提出物はどんなことがあても期限内に提出する。
・授業中に騒がない。
・先生に積極的に質問する。
・実技教科のペーパーテストは、取りやすいので思いっきり高得点を取るようにする。
・授業を休んだりしない。
・持久走など記録に残るものは一生懸命にやる。
大きく変わる都立高校受験ですが準備はよろしいですか?
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