小学校の国語の宿題で音読が良く出ていました。
面倒なので適当にやっていたのは私です。
音読すると脳が活性化します。
色々な本に書いてありますがはたして本当か?
ブレインイメージング研究の日本での先駆者川島隆太東北大学教授の本に詳しく掛かれています。
以下”川島隆太 脳を鍛える即効トレーニング”より
川島隆太教授と言えばブレインイメージング研究と言うよりも、”頭のよくなるDSシリーズ”の人と言った方が皆さん分かるかもしれません。
川島教授の本によれば、とにかくすらすら音読することが大事だそうです。
黙読すると脳の視覚野、”漢字の意味がしまわれている”下側頭回、”言葉の意味がしまわれている”角回、”耳で聞いた言葉を理解する”左脳のウェルニッケ野さらに”脳の中で最も程度の高い働きをする”前頭前野が左右の脳で活発に働くそうです。
音読すると上にあげた部分以外の場所も大きく働きます。
しかも、音読のスピードを速くするほど前頭前野の働きが大きくなるとか。
音読を1か月続けると記憶力がup
音読を毎日5分続ける実験をしたそうです。
毎週末に30個の言葉を幾つ2分で覚えられるかのテストを実施しました。
1か月たつと平均して13個覚えることが出来るようになったそうです。
実験前は、10個ですので3割UPです。
ここでの記憶は、短期記憶と呼ばれるものです。
記憶とは関係がない音読で記憶力がUPするとは不思議ですね。
ちなみに短期記憶がUPすると国語の読解力も上がります。
音読のウォーミングアップ効果
音読をした直後に英単語を覚えてもらったところ、14個覚えることが出来たそうです。
音読なしの人の平均は12個ぐらいです。
これから分かることは、音読には脳のウォーミングアップ効果があるということです。
スポーツ選手が試合前にウォーミングアップをしますよね。
同じように、仕事や勉強の前に音読で脳のウォーミングアップをすると良い結果が出るはずです。
2分ぐらいでも大丈夫みたいです。
毎日続けることが大切
脳に良い音読ですが毎日やらないと、なかなか効果が出ないようです。
毎日続けるには、自分が興味を持っているものか覚える必要があるものが適しています。
英語の教科書の音読などは、かなり効果がありそうですね。
Z会の速読英単語なども音読して本文を覚えることが推奨されています。
古典の教科書を読むのも良いと思います。
方丈記の本文などを覚えさせられた方も多いと思います。
WEB上で脳のトレーニングが出来るサイトもあります。
私もやったことがあります。
レベルが上がると結構難しくなります。
でも、そういったサイトの会員にならなくとも音読したり単純な計算問題を毎日やることで脳を鍛えることになるみたいです。
継続は力なり!