
仕事柄色々な生徒さんのノートを見る機会があります。
その中で特に英語について・・・・。
英語の予習を宿題にしている学校がかなりあります。
実際に全訳は、いい勉強になると思います。
でも、教科書本文も全部ノートに書き写している人がかなりの割合でいるのはちょっと・・・。
プログレスやトレジャーの本文を写すだけで時間が掛かるんじゃ?
教科書の本文を写すだけでかなりの時間が掛かります。
短い文章ならばいざ知らず、中高一貫校で使われるプログレスやトレジャーだと本文自体が長いので大変な作業量です。
(中学生の文科省検定教科書クラウンとかニューホライズンなどは、本文を書いてから暗記するのもありです。)
学校の先生は、「英語は書いて覚えるのよ。」なんてことを平気で言います。
でも、本当に覚えているのでしょうか?
一度書いただけで覚える人など知りません。
書かないよりもましですが、かかる時間を考えるとおすすめできません。
学校で強制の場合は、どうしようもないので手書きで写してください。
そうでない場合は、もっと効率がいい方法を選択してもいいと思います。
そもそもリーダーの授業は、ちゃんと文脈をとらえて和訳できるようにするための授業です。
全部暗記するための物ではありません。
では、効率がいいやり方とは?
コピーして貼り付ける
一番手っ取り早いのは、教科書の本文をコピーしてノートに貼り付けることです。
このやり方は、古文でも使えます。
全訳は、もちろん自分でやってください。
音読も忘れずに。
本文を写す時間を音読に回した方が効果は得られます。
単純に書き写すのは作業であって学習とは言えないと思います。
コピーすら面倒な生徒さんは、教科書を2冊用意しましょう。
授業用の教科書には、思いっきり書き込みをします。
もう一冊は、自宅学習用で何も書きません。
このやり方は、中高一貫校のプログレスやトレジャーなどの手に入れにくい教材の場合はちょっと大変です。
以前、大妻の生徒さんが手書きで予習していたのをコピーに変えてもらったことがあります。
英語の成績は、下がることはありませんでした。
時間の余裕が出来たのが一番良かったそうです。
過去の習慣を変える勇気
色々な学習法が有りますが、自分のやり方を中々変えない人がいるにが現実です。
何故、変えないのか?
「今までそれでやってきたから。」
「今更変えても・・」
「変えるとどうなるのか分からないので今までのやり方で…」
皆さんなかなか踏ん切りがつかないみたいです。
でも、20年以上生徒さんを見てきて急激に学力を伸ばした人は、柔軟にやり方を変えていました。
自分で納得するとすぐに新しいやり方にチャレンジしていたのです。
知らない物や新しいものを怖がるのは皆同じです。
しかし、今までと同じことをやっていても劇的な効果が望めないようならばすっぱり変えるべきではないでしょうか?
授業中のノートは?
英語の予習ノートを作っただけで満足してはいけません。
授業中のノートの取り方も大切です。
新出単語の意味は当然調べているので予習段階で終わっていると思います。
授業中は、文法や和訳についての解説をちゃんと聞いてメモしましょう。
自分や作った訳が違っていたら赤ペンで修正です。
板書は、もちろん写します。
それ以外に先生が口頭で言ったこともメモしましょう。
大切なのは丸写しではなく、自分で考えながらメモすることです。
復習
復習は、知識を定着するのにとても大切です。
家に帰ったらその日の授業のノートをざっとでいいので見返してください。
本当にざっとでかまいません。
ノートを見てその日の授業が思い出されるようならば問題ありません。
そうでなく、ほとんど思い出せないようならば問題ありです。
ノートを片手に内容をもう一度考えながら復習です。
気が付いたことは、どんどんノートに書き込んでいくのはもちろんです。
最後に確認
英語のリーダーの授業の予習では、全訳は必ずやりましう。
単語の意味を調べただけでお仕舞にしないでください。
駿台予備校の授業でも全訳するように言われます。
自分でちゃんと日本語訳を作る練習なのです。
特に構文が複雑になるときちんとした訳が出来ません。
挿入や倒置が起こるとなおさらです。
普段から訳すことに慣れていないと本番になって急に出来るようにはなりません。
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