
チェバの定理・メネラウスの定理は、文部科学省検定教科書には載っていません。
しかし、体系数学2(幾何)には、しっかりと載っています。
ちなみに、高校生の数学の教科書である数学Aで出てきます。
これらの定理を使うと簡単に線分比を出すことが出来ます。
だからぜひとも出来るようになってほしいものです。
しかしながら、この分野を苦手とする生徒さんが少なからずいます。
大学受験でも使うことがありますので、今のうちに理解しないといけません。
多く見られる症状
チェバの定理とメネラウスの定理が苦手な人は、式をたてることがそもそもできません。
式を立てても微妙に違っていることが多いです。
これは、教科書通りで定理を覚えているために、ちょっとでも形が変わると応用が出来ないためです。
チェバの定理で、交点が三角形の外部にある問題も苦手な人が多いです。
さらに、線分比を求めた後に面積比を問われることも多いのですが、そちらまで勉強が進んでないこともあります。
分かっているようでも、実際に問題を解いてみると答えが合わないことが良くあります。
チェバの定理とは
三角形の各頂点から出た線が1点で交わるときに使える定理です。
6つの点を一筆書きで結んで元に戻れば大体は大丈夫です。
三角形の外部で交わる場合にもチェバの定理が使えます。
この形になると急に分からなくなる人がいます。
メネラウスの定理とは
メネラウスの定理は、三角形の一辺の延長線上にある点と、他の2辺にある点を結ぶ直線が特定の比率を満たすことを述べています。
メネラウスの定理を使うとは、三角形の頂点や辺の比率を簡単に求められるようになります。
チェバの定理と同様に、一筆書きで点を結んでいって掛け合わせたものが1になります。(厳密にはもう少しルールがある)
メネラウスの定理は、三角形の内部の線分比を求めるときによく使っています。
補助線を書いて相似を使っても線分比は求めることができます。
しかし、メネラウスを使った方が速く正確に求められます。
高校生のベクトルの分野でも、メネラウスの定理は利用できます。(一次独立を使って連立方程式を作らないと減点の学校も多い)
是非とも、使えるようにしておきたい定理です。
分からない原因
チェバは分かってもメネラウスが分からない人が多いようです。
その原因は、定理を形で覚えているからかもしれません。
形で覚えると向きがちょっと変わっただけですぐに分からなくなります。
(向きを変えれば済むだけの問題ですが、教科書の書き方が少し分かりずらいのかも?)
メネラウスを2回使う問題も解けない人が多いですね。
こちらは、応用になるので慣れないとちょっと厳しいですね。
どうすれば問題が解けるようになるのか
幾何は基本的には慣れです。
慣れれば、誰でも解けるようになります。
特に平面は、問題演習で何とかなります。
ただ、丸暗記は通用しません。
全然わからないならば、教科書を読んで体系数学問題集の基本レベルからやってみてください。
公式に当てはめるだけの問題がほとんどなのでちゃんとやればできます。
問題は、標準レベルです。(とりあえず発展は置いておく。)
ちょっとしたところで分からなくなりますが、その場合は解答を見て理解しましょう。
”答えみても分からない。”という生徒さんもいます。
でも、ちゃんと読んでいない人がほとんどです。
特に、別冊の解答をもらっている場合は分からない訳がないです。
チェバやメネラウスを使った後に面積比を求める問題が出ることもあります。
こちらは、体系数学では前の単元に出てきた内容です。
分からない人は復習です。
何を解く?
チェバ・メネラウスの定理について、もっとたくさん問題を解きたいという方はどうすればいいのか
中学生向きの参考書だと あまり載っておりません。
そんな時は、高校生の参考書の方がいいかもしれません。
高校生の範囲になると、フォーカスゴールドを使うようになる学校が多いです。
フォーカスゴールドの例題と練習問題を解けばよいのです。
しかし、チェバ・メネラウス定理が載ってるところは、少しです。
それでも良ければ、購入していただければいいと思います。
チェバ・メネラウスの定理だけの問題集も 本屋さんには売ってます。
Amazon でもちろん 売ってます。
けども、 そういった本を購入する必要はないと思います 。
そんなに難しい単元ではありませんので 、それだけにこだわって本をいっぱい買ってもしょうがないと思います 。
それよりは相似の単元をもっと復習するとかの方が重要だと思います。
大学受験でも使える
「こんなのやっても大学受験で出ないでしょ。」
なんてうそぶいている人はいませんか?
大学受験でも使えます。
特にベクトルの単元では、共通テストのような問題で効果的です。
検算に使うことも出来ます。
あとで復習しようと思っても思い出すのに時間がかかるので非効率的です。
個々の単元をきちんと理解していった方が後々楽なのです。
実際に高校生を指導していてベクトルの単元になって、メネラウスを使うと簡単に解ける問題に遭遇します。
ほとんどの生徒さんはメネラウスの定理を忘れています。
そこで、中学生の時にちゃんと理解していた生徒さんは、一度説明するとすぐに思い出して解ける様になります。
中学生の時にさぼっていた生徒さんは、1から教えることになります。
何とかしたい人はシグマにお問い合わせを
学校の対策としては 体系問題集が全部解ければだいたいは足りると思います。
そうなるためには 、体系問題集の解答がわかればいいだけの話 なんです。
しかし、それが難しい人ってのはやっぱり結構 いらっしゃいますね 。
文字がいっぱい書いていると 、それを読むことができない 。
そんな人が最近増えています 。
自分で書いてみても分からない方もいます。
そんな方たち(体系数学で困っている人)は、シグマの方にお問い合わせください 。
中高一貫専門でやっておりますので、 中学生は 体系数学を指導することはほとんどです。
体系数学を日常的に使っていますので、問題集の問題とかはだいたい 把握しております。
でそれで、解き方とかはもちろん、 生徒さんがどこで詰まるかというのも 分かっております 。
そこで、どういう説明をすれば 生徒さんが理解してくれるのかも分かっております。
このように体系数学に関しては、深いところまで指導可能です。
今、分からなくとも、お任せいただければ大丈夫です 。
オンライン授業もやっておりますので 、 遠方の方でもシグマの授業を受講できます。
オンライン授業はちょっと不安だっていう風に感じてる方もいらっしゃい ますが、ご安心ください 。
個人指導シグマのオンライン授業では、画面共有して図を見ながら説明をします。
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分かりにくい内容とか間違いやすい問題に関しては 、動画を作成しております。
それを生徒さんに配布しますので、生徒さんはそれを何度も いつでも見返すことができます。
何度も見ていると最初わからなかった問題 もだんだんわかってきます 。
そうすることで、解けない問題も解けるようになっていくわけなんです。
このやり方に関しては、 何人の生徒さんで試しております。
今の所、皆さん 成績が上がっております。
平均点以下の生徒さんですが、 上がり下がりはもちろんありますけど、大体20点 30点は上がっております。
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