「全然わからない・・・・・・・・・」なんてことを言う生徒さんが最近増えています。
本当に全く理解できないのかと言うとそんなことは有りません。
やらないだけかもしれません。
本当にわからないの?
何が分からない
全然わからないという生徒さんに対して「何が分からないの?」と聞いています。
「だから、全部。全部わからないんだって・・・」
「具体的にどこが分からないのか言ってみて」
「う・・・んと、なんていうか・・・・・・」
「どこか分からないけど、全部わからない」
なんだか話も分からなくなります。
自分で何が分からないのか理解していません。
これでは、問題解決は不可能ですね。
どこから分からない
分からないことを分かるようにするには、問題を明確にしないといけません。
具体的にどこから分からないのか
逆に言うと、どこまで理解しているのかチェックします。
この段階で大した分量でないことが判明することが良くあります。
問題点がはっきりしていないと解決は困難ですね。
分からないことに対して何をやった
「分からないって言うけどそれに対して何をやったの?」
という質問をすると
「え、分からないから何もやってない。」
「やっても分からないから。」
そりゃ、分からないままです。
何かをやらないと問題は解決するわけないです。
問題を放置すると、徐々に大きな問題へと変化します。
そうなる前に手を付けないといけません。
まずは、行動すること!
そうすれば、何らかのフィードバックが有ります。
どれだけやった
「分からないところは、一応復習したけどやっぱりわからないからそのまま。」
全くやらないよりもまだましですが、すぐにあきらめる生徒さんも多いです。
「自分は〇〇に向いてないから。」
などと、自分の能力を否定する人まで登場してきます。(と言うよりも、単なる言い訳)
ちょっとだけ我慢して苦手なところを復習すればいいんですが・・・・
まとめると
本当に理解できない人は、ごくわずかです。
ちょっとつまずくと、そこから先に進めないだけです。
そういう生徒さんでも、ちょっとだけ集中して復習すると分かるようになります。
要は、行動するかしないかです。
分からないと言っている生徒さんの例
古文が全く分からないと言っていた高校1年生
古典文法が嫌いな生徒さんは多いです。
特に男子は嫌いな生徒さんが沢山います。
シグマでも古文が全く分からなくなった高校1年生が来ました。
でも、文法を反復してきっちり覚えると激変しました。
20点前後だった試験が85点にまで一気に上がりました。
嫌いだからやらなかっただけですね。
こんなことは、よくあります。
電気回路が苦手な中学2年生
電気が苦手な人は多いですね。
と言うよりも、最初から得意な人の方が少なかったりします。
直列回路と並列回路の違いを押さえていない生徒さんは、大体良く分かっていません。
そんな生徒さんでも、学校で渡されているレベルの問題集をしっかり復習すると大体の問題は解けるようになります。
勿論、複雑な問題は個人差がありますが・・・
定期試験前2週間の時期に全く分かっていなくって、その状態でテストを受けるとほとんど1桁の得点だったであろう生徒さんがいました。
そんな人でも、学校の問題集を一通りこなして、出来なかった問題をテストまでに解き直しすると、平均点+20点まで取れました。
単なる食わず嫌いでした。
関係代名詞が全く分からない中学3年生
英語で現在完了や関係代名詞のところでつまずく人もいます。
中高一貫校3年生の生徒さんにそんな人がいました。
英語は、基本的に苦手
特に文法は、分かっているような分かっていないような状態。
特に、関係代名詞は構造が分かっていないので、ちんぷんかんぷんでした。
そんな生徒さんでも、先行詞の働きを理解して関係代名詞の使い分けまでは簡単に出来るようになりました。
定期試験は、何とか平均点ぐらい
と言うのも、時制をあまり考えていなかったので細かい減点が出てしまったからです。
取り敢えず、一歩前進と言うことで評価しました。
物理基礎の授業が何をやっているのかも分からない高校1年生
高校生の理科は、最初に物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎を学習します。
このうち物理基礎が全く分からなくなった高校1年生がいました。
元々、理系科目は苦手
分からないとすぐに諦める人でした。
定期試験前、このままでは0点もありうる状況にありました。
そこでやってもらったのは、学校の問題集です。
試験範囲もその問題集から指定されていましたのでそれを解くのが一番早かったのです。
やってみると、公式を覚えて数字を代入するだけの問題が殆どでした。
1時間もやるとある程度分かってきました。
「あとは、自分で出来るわ。」
と言うことで任せたら・・・・・・
平均点ちょうどぐらいでした。
後で聞いたら、社会の方が大変でテスト前はあまりやらなかったとのことでした。
もうちょっとやればもっと取れたのに・・・・・
ちょっとやってみると
今までの例から分かるように、やってできない人はいません。
やってないだけの事です。
壁にぶつかるとすぐに諦める人がいます。
壁を壊せとは言いませんが、乗り越えるように努力しませんか!
あなたが思っているほど高い壁ではありませんよ!
苦手科目を克服するには、最初の一歩を踏み出すことが必要です。
最初の一歩を踏み出すためには
最初の一歩を踏み出すには、準備が必要です。
長い間、放置してきたのには理由がありますね。
現実を直視しないようにしていても問題は解決しません。
日時を決める
嫌いなものをやるには覚悟がいります。
勉強する日時をキッチリ決めるのがよいです。
そうでないと、色々な言い訳を付けて先延ばししたりします。
時間に余裕がある日が理想です。
教材の準備をする
いざ勉強としても教材がなかったりします。
普段勉強しない科目であれば、そんなことも起こります。
勉強する日を決めたら、使う教材も一緒に準備しておきましょう。
学校の置きっぱなしにしているものは、しっかり家に持ち帰りです。
最初は簡単なものから
最初から、難しいものに挑戦してはいけません。
一番簡単なものから
教科書を読むことから始めても良いです。
問題集を使うならば、基本問題だけに絞りましょう。
初回の学習が終わったら次回の学習日程をその場で決める
1回だけの学習で苦手は克服できません。
複数回の学習がどうしても必要です。
1回だけで終わらせないためには、次回の学習予定をすぐに決めることが必要です。
決めた日程をカレンダーに書き込むのも忘れずに!
ちゃんとやったら自分をほめる
”勉強しても誰も評価してくれない。”
そんな時は、自分で自分をほめましょう。
俺、頑張ったぞ!
私えらい!
なんでもよいです。
紙に書くともっと効果的です。
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