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”分かる”と”出来る”
これ違います。
インプットの段階で、自分である程度腑に落ちると「分かった。」となります。
「理解したから、もう大丈夫。」
全然大丈夫ではありません。
こんな人いませんか?
学校の授業の説明で理解したはずの問題なのに定期試験だと間違える。
学校の授業中に先生が黒板で解説していた内容がテストに出ても解けないことが有ります。
特に公式の証明などは、分かったつもりでも自分ではなかなか出来ません。
授業中にやっていて簡単だと感じた問題でさへ出来ないこともあります。
塾や予備校の授業で解説受けて納得した問題なのにテストになると出来ない。
個人指導シグマで教えている生徒さんでも上戸同じよおうなことが良くあります。
分からないという問題を教室で解説すると大体の生徒さんは理解できます。
それで、テストも出来れば何にも問題ありません。
しかし、同じような問題が出題されても間違えることが頻発です。
「分かった分かった。これで完璧!」
などと言っている生徒ほど要注意なんです。
一度解いた問題をもう一度解いて出来る様にしたはずなのに・・・・
問題集を見ると何度も解いた後が有ります。
それでも、同じ問題がテストに出ても解けないことが有ります。
「なんで?」
3回も復習したら普通は出来る様になっています。
何が起こっているのか??
テスト本番になると出来ない原因
過信
自分のことを過剰に評価している人たちです。
一度解説を聞いただけで出来る様になると思い込んでいます。
実際には、そのような人はほとんどいません。
成績上位の人ほど復習に力を入れています。
解けなかった問題を何度も何度も解き直してちゃんと自力で出来る様になるまで復習します。
成績上位の人たちは、自分を客観的に見ています。
私は一回やっただけでは、出来る様にならない。
だから、何度も問題をやらないと・・・
勘違い
”完全に分かった。”
と言う人たちに問題を解いてもらうと、不思議な事に出来ないケースが多発します。
これは、ご本人たちが自分の理解のレベルと勘違いしているのも一因です。
分かったと出来るのレベルは違います。
これを理解していない生徒さんは、テストで失敗します。
分かったつもりでも、出来ないことが多々あります。
自分だけでちゃんとアウトプットできるようにならないと点数には結びつきません。
受験勉強でいうアウトプットは、問題演習です。
早い段階から問題演習を重ねましょう。
間違えたら、復習することで知識を自分のものとすることが出来ます。
チェックの甘さ
”何度も解き直しをやっているのにちゃんと点数が取れない?”
こんなことを言っている生徒さんがいました。
そこで目の前でチェックしてみると
やり方がダメダメでした。
問題をやっている最中に、忘れている公式が有ったら参考書をチラ見
最初のとっかかりが分からない時は、ヒントも堂々と見ながらさも自分で思いついたかのように続行
こんなので本番で取れる訳ないですね。
テストの最中にそんなことをしたらカンニングです。
つまり、カンニングして出来るふりをしてただけなのです。
自分が本当に出来るかどうかは、本番と同じ条件下でやらないと分かりません。
”練習は本番の様に!”
試験でちゃんと正解するために必要な事
チェック
自分がどれくらい理解しているかのチェックは大事です。
チェックしないと本当の自分の理解度は分かりません。
チェックは、テストと同じ条件で行います。
条件を甘くするといい結果に結びつきません。
チェックした結果も目で見える様にする事が大事です。
解けなかった問題は、解いたノートに☓をつけるだけでなく問題集にもチェックをつけましょう。
2回目以降は、チェックが付けられた問題だけやればいいのです。
このやり方ならば、復習のペースが上がります。
自分の問題点が集約されていきます。
そうなれば、あとは対策が楽です。
出来ない問題が沢山あると、どこから手を付けていいのか分かりません。
結果、いい加減な勉強になってしまいます。
復習
上で述べたように復習は大事です。
成績を伸ばしたかったら復習に力を入れましょう。
成績上位の人ほど復習をちゃんとやっています。
復習を嫌がる生徒さんは、っても多いのが実情です。
予習の方が楽しいので予習中心になってしまう事も多いです。
でも、本気で点数を取りに行くならば復習です。
復習なしで成績を伸ばすことは出来ません。
自分にあった対策
成績が悪いのには、個人差が有ります。
復習が必要なのは皆さん共通
でも、どこを重点的にやらなければいけないかは個人差が有ります。
自分の分かるレベルも他の人と同じではないでしょう。
自分に合った対策は自分にしか分かりません。
自分を客観的に見つめ直して自分にぴったりのやり方を探しましょう。
心構え
覚えておいてください。
”分かると出来るは違う”
この違いが分からないままでは、成績は低迷したままです。
説明を受けて分かるのは当たり前です。
出来るレベルまで持っていきましょう。
出来る様になるには復習が必要です。
何度も何度も完全に自分で出来るまで繰り返しましょう!
必ず、アウトプットしてみてください。