成績が学習時に比例しない

中高一貫校&国立大学付属専門の個人指導シグマ

定期試験の対策にいつもよりも時間をかけたのに結果が伴わないことってありませんか?

「今回は、頑張った。まあ見ててよ」

「あ………、ダメだった。」

「これだけやったから上がるでしょ。ふふふふ・・・」

「あれ・・・・・・・?おかしいな・・・」

時々、耳にする会話です。

普通は、学習時間を増やせば成績も上がります。

でも、そうでないこともあるのです。

かけた時間と結果が比例しない例

中高生の勉強で、学習時間と成果が必ずしも比例しない場面は多くあります。

以下に具体的な例を挙げます。

教科書の丸暗記

ひたすら教科書を丸暗記する人がたまにいます。

時として、それが好結果を生むのでたちが悪いものです。

教科書の内容を隅から隅まで時間をかけて丸暗記しても、応用問題や思考力が問われるテストでは点数に結びつかないことがあります。

勿論、単純な暗記で通用するテストならば点数が上がります。

中学生レベルならば、英語の教科書の丸暗記も有効なことがあります。

教科書の本文を穴埋め形式で出題する先生ならば効果あります。

ひたすら問題集を解く

解き方を理解せずに、長時間大量の問題を解き続けても、同じタイプの問題で間違えたり、実力がつかなかったりすることがあります。

数学、物理、化学の理論で当てはまる現象です。

よく見かけるのは、1日5とか10問を目標に掲げて勉強しているタイプの人です。

問題が解けるようにするのが目的なのにいつの間にか問題数をこなすのが目的になっていたりします。

問題数にこだわり過ぎると、個々の問題の理解が浅くなります。

解けるようになることを目標にしないといけません。

授業の板書をきれいに写すことだけに集中する

先生が話す内容を理解することよりも、ノートをきれいに書くことに時間を費やすと、後で見返しても内容が頭に入っておらず、復習に役立たないことがあります。

要領がいい生徒さんは、授業中は聞いて理解することに専念したりしています。

ノートはどうしているかと言えば、写真を撮ったり(学校で許されている場合)後で友達のノートを借りたりしています。

きれいなノートを取っていると勉強した気になります。

でも、点数に繋がらないと意味ないですね。

夜遅くまで勉強する

「木野は、夜3時まで勉強した。」

とか、言っている生徒さんいませんか?

そんな遅くまで起きていて、学校の授業中に眠くなりませんか?

個人指導シグマの生徒さんで、長期の休み明けで寝るのが3時ぐらいになる人がいました。

その人は、学校の授業は1限から爆睡してたそうです。

睡眠時間を削って長時間勉強しても、集中力が低下し、翌日の授業中に眠くなってしまうなど、効率が大幅に落ちてしまいます。

どうせなら、早く寝て午前3時に起きて勉強しましょう。

この生活パターンで、現役で東北大学に合格した生徒さんがいます。

睡眠時間は、7時間は確保したいものです。

「睡眠時間を削って勉強しろ!」なんて言う人は、なんでしょうね?

根性論だけでは、成績が上がりません。

苦手科目に長時間取り組む

苦手な科目に対して、ただ闇雲に時間をかけても、勉強方法が間違っていると理解が進まず、徒労に終わることがあります。

特に試験直前に苦手科目に時間をかけすぎると他の科目がボロボロになります。

苦手科目は、普段から少しずつ進めるのがお勧めです。

学校の授業の進みに合わせるのが一番効率が良いはずです。

効率の悪い英単語の暗記

英単語をどうしても覚えられない生徒さんがいました。

どうやって覚えているのか聞いてみると、「ひたすら青いボールペンで紙に書いて覚える。」のだそうです。

葵ボールペンで書いて覚えるやり方は、一時期はやりました。

効果のほどは?

検証していないので何とも言えません。

どうせやるならば、書くだけでなく声に出してはいかがでしょうか?

さらに音声教材を使って耳も使うともっと効果的です。

体のいろんな部位を使って暗記するのをお勧めします。

見るだけ勉強法も勧められません。

単語帳を最初から最後まで順番に見るだけで、声に出したり、例文を作ったりといった工夫をしない場合、時間がかかっても記憶に定着しにくいことがあります。

グループ学習

「友達と一緒に勉強する・・・」

これで、うまくいったことってありますか?

友達との勉強会が、おしゃべり中心になってしまい、長時間一緒にいても、実際の学習時間が極端に少ないことがあります。

話好きな友達が混ざっているとこの傾向が強くなります。

何人か集まると黙って勉強することが難しくなります。

そうなると、集中力も当然落ちます。

時間ばかりが経過して、勉強はたいして進まないことが多々あります。

本気で勉強している人は、自分一人でやっています。

友達と一緒に勉強するなんて甘すぎます。

ながら勉強

「ながら勉強」は、実際に勉強している時間は長くても、集中力が分散されてしまい、内容の理解度が低くなります。

私は、テレビを見ながら勉強したことがあります。

一つの番組が終わるまでに1問しか解けませんでした。

今なら、テレビよりもyoutubeやsnsですね。

そんなのをやりながら勉強しても成果が上がりません。

スマホを横に置いて自習している人を時々見かけます。

時々チャックしてみると、やっているページが変わっていませんでした。

時間だけが経過しているのです。

意味ないですね!

やりっぱなし

個人的に一番無駄だと思っている勉強です。

問題を解いたのに答え合わせをちゃんとやらない人がいます。

理由を聞くと

「どうせ、全部あってるから・・・」

そんな人に限って、いっぱい間違っています。

問題演習は、自分が出来ないところをあぶり出します。

答え合わせをしないとそれが出来ません。

こんな勉強が習慣になっている人は、今すぐに変えましょう。

間違えた問題をそのままにしたり、復習を全くしなかったりすると、せっかく時間をかけて解いた問題も、次につながりません。

 

個人指導シグマは、中高一貫&国立大学付属専門の個人指導

オンライン授業にも対応していますので遠方の方も利用できます。

下のボタンからお気軽にお問合せ下さい。

個人指導の問合せ