定期試験の後、結果が良かった人もそうでない人もいますね。
テストがあると、生徒さんが同じようなことをぼやきます。
「なんでテストなんかあるの?」
「テストなんか大学みたいに年に1回か2回で良くない??」
「も~。テストなんか無くなれ!」
まあ、気持ちは分からないでもないです。
でも、テストって意味があるからやるのではないのでしょうか。
ということで、定期試験の意義を考えてみました。
定期試験の目的
定着
定期試験は、通常の授業を受けてから2ヶ月以内にあるのが普通です。
2ヶ月も経つと学習した内容をかなり忘れています。
忘れかけた頃に復習すると記憶が長持ちするので定期試験はとてもいい制度です。
普通の生徒さんは、復習が嫌いです。
だからこそ、定期試験のように強制的に復習するような仕組みが必要になるのです。
もしも、定期試験がなかったならば、授業で学習した内容はどうなってしまうのでしょうか?
当然、ほとんど忘れてしまいますね。
受験を考えると大変なことになってしまいます。
受験勉強を始めようとしても、基礎知識が全く残っていなかったり?
成績
試験がないと成績をつけられないのかもしれませんね。
もっとも、これは学校の側の都合ですが。
数字ではっきりと出れば成績もつけやすくなります。
でも、よく考えれば小テストでも事足りるような気もしますが・・・・
競争
テストで成績がつくことにより競争が発生します。
「今度のテストは○○ちゃんに勝つぞ!」
「100番内に必ず入るぞ。」(これは数値目標です。)
競争があると、何にもないよりも頑張るのが普通の人です。
生徒同士で競争しながら全体の学力が上がればいいのです。
一人孤独に勉強しているよりもいいはずです。
定期試験を利用する
自分の復習サイクルに組み入れる
学習の記憶も、初めは短期記憶として蓄えられます。
その中で何度も出てくるものなどは、重要なものと判断されて長期記憶へと変わります。
短期記憶を長期記憶に変えるのに必要な復習は5回。
1.学習後10分以内
2.1日後
3.1週間後
4.1ヶ月後
5.3ヶ月から6ヶ月後
以上の復習が長期記憶を作るのに必要とされます。
定期試験は、上の4.1ヶ月後ぐらいのところに入ります。
ということは、それ以外の復習を実行すればいいわけです。
1の復習は、学校の休み時間
2の復習は、授業の次の日
3の復習は、週末
5の復習は、長期の休みのときにすればどうでしょう?
仕組みとして短期記憶を長期記憶に変換する術を持っていると有利ですね。
どうせやらなければいけない事なら、効率的にやった方が楽です。
入試につなげる
復習サイクルを確立して長期記憶を効率的に作ることができるようになると受験につながります。
受験前にまとめて暗記しようとする人も多いですが、限界があります。
それに対して、計画的に長期記憶を増やしてきた人は慌てる必要がありません。
入試前は、過去問対策をきっちりやればいいのです。
国立文系希望の生徒さんは、特に覚えることが多いので大変です。
日本史・世界史両方選択した人は、まともにやろうとすると暗記に苦しみます。
自分の位置を確認
自分の学校内での位置を確認します。
満足が出来る人もそうでない人も・・・
立ち位置が分かれば自分の望むところに向かうだけです。
そのためには、色々考えて実行することが必要になります。
成績を上げる方に思考が向かえば、良い方に歯車が回り始める筈です。
定期試験で頑張ればいいこともある
ほとんどの皆さんが嫌いな定期試験ですが頑張るといいこともあるかもしれません。
例えば、
お小遣いが増える可能性が?
内申点が上がると、指定校推薦を狙えるかもしれない
周りの見る目が変わってくる(友達からも先生からも)
試験の単元の理解が深まるのでそんなに忘れない
↓
受験勉強が楽になる
色々書いてきましたが、定期試験がなくなるわけもありませんね。
定期試験の文句を言うよりもどのように利用するかを一度考えてみてはいかがでしょうか。
全く意味がない制度ではありませんよ。
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