定期試験でも模擬試験でも試験時間内に問題を全部こなせない人がいます。
同じ試験を受けているほかの生徒さんも同じ状況ならば、仕方がない面も有ります。
でも、あなただけだと問題ですね!
試験で時間が足りない例
問題量が多すぎる
問題量が多すぎる試験が有ります。
共通テストの数学などが当てはまると思います。
このタイプの試験では、全部解くことを前提に考えない方が良いです。
勿論、全部解ければそれに越したことはないです。
でも、無理なことも有ります。
このような試験の場合は、割り切って取れるところを確実に正解する様にした方が良いです。
試験の配点を事前に調べておいて、それにかかる時間を見積もりましょう。
共通テストであれば、自分の正解率も出しておきましょう。
そうすると、最後の小問は時間が掛かる割に正解率が低く配点そんなに変わらないことが有ります。
この場合は、最後の問題はちょっと考えて分からなかったら保留です。
ひとまず飛ばして、次の問題に取り組んだ方が良いです。
学校の定期試験でも、最初にテスト全体の量を見て厳しそうならば飛ばす問題を作りましょう。
時間が余ってから、残した問題に取り掛かっても良いのではないでしょうか?
”時間が足りなかった。”と言う人たちの答案を見ると、見事に最後の方の問題が手つかずで残っています。
聞いてみると、やれば解ける問題の場合が良くあります。
もったいない限りです!
大事なテストになると頭が真っ白になる
テストの時に頭が真っ白になった経験の人はいませんか?
問題用紙を開いて最初に目に入った問題が全然わからなかった。
それで、動揺して次の問題を見ても頭に全然入らない。
さらに動揺して頭が真っ白!
「あ・、やっちまった・・・」
ここまでのことは、そんなにはないかもしれません。
でも、試験本番で焦ってしまって実力を発揮できなかった人は多いはずです。
初年度の共通テストの数学では、こんな状態になった人が数多くいたみたいです。
中には、試験が終わった瞬間に泣き崩れた人も出たとか・・・
試験が予想よりも難しいとこんな状況が生まれます。
難問が出るかもしれないと少し予想していれば、最悪の事態は避けられるのではないでしょうか?
ただ、いきなり問題が難化すると対応が難しいのは事実です。
解くスピードが遅い
絶対的なスピードが不足している人もいます。
普段の勉強では、あまり時間を意識しません。
テストの時もその調子でやると、いつの間にか試験時間が終わってしまいます。
このタイプの生徒さんは、普段から解くスピードを意識しないといけません。
具体的に言うと、制限時間を設けて普段から勉強しましょう。
計算が遅い人は、15分位の時間で毎日計算問題を解きましょう。
続けていれば、徐々に早くなります。
今更、百マス計算をやってもしょうが有りません。
国語の読解や英語の長文問題は、工夫の余地が有ります。
設問をはじめに読んでおく
メモや重要なところに印をつけながら本文を読む
穴埋め問題は、自分なりの言葉を取り合えず入れておく(そうすると、似たような語句を問題の選択肢から選べます)
とにかく、日ごろからの学習方法で時間を短縮できます。
分からない問題が有るとそこで時間をかけてしまう
解けそうな問題だと、ずっとその問題を考えて、時間が掛かってしまう人がいます。
一つの問題に時間をかけると、当然ですが他の問題にしわ寄せが来ます。
もっと簡単に解ける問題が有るかもしれません。
完璧主義者が陥ることが多いです。
普段から満点近くの点数を取っている生徒さんは、全部の問題を解こうとします。
でも、それが出来ないことも有ります。
試験の回数を重ねていけば、ある程度分かってくることですが。
試験問題を見落としてしまう
全部で大問5題の所を4題だと勘違いしたこと有りませんか?
最後の問題が、問題用紙の裏側に書かれていて気が付かなかったりすることが有ります。
普通は、ほとんどの生徒さんは、気が付きます。
でも、気が付かない生徒さんも一定数いるのです。
一度でも、こういうことがあった人は要注意です。
と言うのも、このタイプの生徒さんは同じことを何度もやります。
悲しい思いをしないためには、試験が始まったら問題全部を確認しましょう。
取り合えず確認出来たら、どの問題が解けそうとか時間がどのぐらいかかるのかおおよそのことが分かる筈です。
勿論、問題の見落としもなくなります。
時間が足りない人は、工夫次第でカバーできます。
その意識を持つか持たないか・・・・・
さらに言うと、時間短縮の努力を実際に実行するか・・・
時間内に解き終わることが出来るようになるにはどうすれば?
本番と同じ状況で練習する
本番で慌てないように、普段から本番と同じ状況で練習しましょう。
特に、受験生は過去問演習で時間をちゃんと測ってやることが大事です。
本番と同じ状況で練習することで時間配分がだんだんと分かってきます。
練習を重ねるうちに問題点も明確になります。
普段から時間制限をする
計算問題などは、時間制限を付けて学習しましょう。
ゆっくりやると出来る問題も時間制限を付けたと単位正解率が低下します。
百マス計算では有りませんが、時間制限を付けると徐々にスピードが上がります。
模試を積極的に受ける
本番と同じ状況と言うならば、模試は欠かせません。
大きな会場でほかの受験生と一緒にテストを受けると普段感じなかった緊張感が高まります。
勿論、模試を受けることで偏差値など自分の立ち位置が分かるのは勿論です。
よくある質問
受験だと全部の問題を解かないと受からないんじゃないですか
そんなこと全くありません。
パスナビとかで確認して頂ければ分かります。
合格に必要な得点率は、学校によって違います。
ものすごく得点率が高い学校であれば90%以上の大学も有ります。
でも、これは例外です。
ほとんどの学校は、70%前後になっています。
だから、全部の問題を解く必要は有りません。
小問を何問か残しても、得点率が合格ラインを越えていればいいのです。
小学生のころから何をやっても遅いのですが・・・
何をやっても遅い人は、確かにいます。
でも、考えてみてください。
そんな人でも小学生の時に比べるといろいろな動作が早くなっている筈です。
ようは、何とかしようとする事です。
時間を意識して問題演習を重ねれば、徐々に早くなります。
出来ないことは、ないはずです。
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