夏期学習

高校3年生には、夏休みの毎日10時間勉強する様に伝えています。

これは、うちの教室だけでなくいろいろな進学校でも同じようなことを先生が行っている筈です。

大学受験に必要な知識は膨大です。

それを仕上げるには、膨大な時間が必要です。

しかもすぐに身につくわけでもありません。

暗記が必要なものを反復がどうしても必要です。

と言うことは、受験直前で慌てて勉強を始めても間に合わないということです。

何故夏休みが受験生に大切なのか

学校がないので自分で学習を進められる

夏休みは、学校の授業がないので自分の好きなように学習科目を決めることができます。

また、時間も長く取れるので、今までできなかったような時間が時間がかかるような学習内容にもチャレンジできます。

自分で学習を計画し実行するこれは原則です。

それが出来るということは自由度が高いということです。

その自由な環境をどう生かすかそれはあなた次第です

まとまった時間が取れるので苦手科目を克服できる

どんな人にも苦手科目があります。

苦手科目をそのまま放置しておいて受験に対応できるか?

そういうことはないと思います。

苦手科目もある程度得点が取れるようにしなければいけません。

普段は学校の勉強があるのでそんな時間は取れません。

夏休みは、時間があるのでじっくりと腰を据えて苦手科目に学習を時間を割くことができます。

ちょっとやってみると、苦手科目でもそんなに時間がかからないかもしれません。

苦手意識が強くて手を出さなかっただけというケースもよくあります。

苦手な科目なので最初はやっぱりハードルが高いと思いますが、学習を進めていくとそんなに難しかったりします。

とにかく苦手科目は夏のうちに克服しておかないと受験直前では克服できません。

どうやって長時間の勉強を可能にするか

やる事を決める

やる事は、決めておきましょう。

長時間学習するためには、選択の時間を減らす必要が有ります。

やることは事前に決まっていればすぐに学習についてきます。

使う教材も、限界まで絞り込みましょう。

もし決まってないと何をやるのか考えるだけで時間が過ぎてしまいます。

そんな無駄な時間はいらないですね

無駄を省く

長時間学習するには、無駄なものを省く必要があります。

移動の時間

いろんなものを準備する時間

SNS

無駄話

などは必要ありません。

かかる時間を減らす

完全にはなくせませんが減らすことが出来る時間も有ります。

風呂

食事

色々な待ち時間

以上のような時間は工夫すれば短く出来ます。

やろうとする意欲が有ればいろいろな方法を思いつくはずです。

自分の生活習慣を変えることも必要になります。

学習環境を整える

長時間学習するにあたって、学習環境も非常に大切です。

例えば椅子

長時間同じ場所に座っていると腰が痛くなったりします。

そうすると集中力がだんだんとなってきます。

座りやすい椅子にすると、長時間勉強しても疲れません。

椅子は、思いのほか大切ですのでちょっと調べてみてください。

机の周りに集中力書くようなものを置くのも厳禁です。

スマホもそうですね。

受験勉強を始めたら、スマホはそばに置かないようにするのが鉄則です。

何をやればいいのか

もちろん受験科目

主に勉強するのはもちろん受験科目です。

定期試験は関係ありません。

受験科目に絞って学習プランを立てましょう。

時間帯によって学習内容を変えることも有効です。

 

苦手科目から

勉強は、苦手科目から始めましょう。

苦手科目から始めれば、当然苦手科目の学習時間が増えます。

そうすると、苦手科目の学習が進んで苦手科目が苦手科目じゃなくなります。

この調子を夏にずっと続けば、苦手科目も克服できるはずです。

そういう決まり事しないでやっていると、自分の好きな科目を優先的に勉強する人が多いです。

自分の得意科目であれば、ある程度解けますので、いい気持ちで勉強進められます。

けども、それで受験がで成功するかなんてことはまずありません。

暗記は毎日

大学受験では暗記することが非常に多いです。

暗記をしっかりやらないと、点数になりません。

ですが、暗記する内容が非常に多いと受験生は苦しむことになります。

どの受験生もやらないといけないのは、単語でしょう。

英単語は、すぐに語彙力がつきません。

なので、毎日学習して復習を絡めながらちょっとずつ語彙力をつけなければいけません。

同じように古文が受験で必要な人は、古文単語も同じように進めていく必要があります。

文系であれば、歴史とか地理も毎日やらないと知識が蓄積されません。

理系では、化学が必要な人は、科学で暗記が必要なものっていうのは結構あります。

それを一度に全部覚えることは不可能です。

計画的に何回も何回も復習しながらやることが必要です。

そうなると、毎日暗記に時間を割くっていうことが必要なってきます。

 

一定の感覚で復習

ただ何も考えずに学習してもなかなか効果が上がらないことがあります。

特に暗記系に関しては、一度覚えても忘れるってことが普通です。

そのため、復習を絡めていかないといけません。

学習曲線などの知識がある人は、初めて学習したことは次の日に覚えること思い出すことができるのは約 3割ぐらいだってことを知ってると思います。

そういう知識があれば、なるべく復習を絡めながら勉強を進めたほうが効率よく頭の中に入れることが出来るのを理解できるはずです。

ただ単に前に進むだけの勉強だと、一周回った時に何も覚えてないことに気づいて愕然とするはずです。

そうならないように、一定の間隔で復習しましょう。

復習のサイクルは、

覚えたらすぐ

一日後

1週間後

1か月後

休憩の取り方

長時間勉強するといっても、ずっと勉強してはいけません。

適度に休憩を取りながらやったほうが効果が上がります。

人間集中力は、60分位までと言われています。

なので、60分勉強したら5分休憩とかいう風に、必ず休憩挟みながらやるっていうことです。

休憩時間は、歩いたりして脳に酸素を送り込む工夫をしましょう。

ただ、寝ているよりも役に立ちます。

計画は必要

長時間の勉強には、やはり計画を絶対に必要です。

前の日の夜の段階から、次の日にやる内容を決めておきましょう。

夏休みを学習の計画っていうのもあったほうがいいと思います。

その方が学習の意欲がわくはずです。

毎日の終わりにその日の自分の学習を振り返りましょう。

計画どうり出来たかどうかっていうのを確認してみてください。

うまく出来ているのであれば、その事前計画が適正だということでそのまま続けましょう。

全然できないようであれば、詰め込みすぎになってますから、もっと適正な計画になるように量を減らしていくってことも必要になります。

実行可能な計画が一番です。

 

 期待できる良い影響

学力の大幅な向上

夏休みはまとまった時間が取れるため、苦手科目の克服や得意科目の強化に最適です。

特に受験の「基礎固め」や「過去問演習」に集中できます。

勉強習慣の定着

長時間勉強することで、集中力や忍耐力が鍛えられ、秋以降の追い込みにも強くなります。

自己肯定感の向上

「これだけやった」という達成感が自信につながり、本番での精神的な安定にもつながります。


注意すべきポイント

燃え尽き症候群のリスク

無理に10時間以上続けると、9月以降にモチベーションが急落することもあります。

でも、そんな人は受験で成功しません。

燃え尽きるリスクは、あまり考えずにひたすら勉強することを優先しましょう。

質より量になりがち

長時間勉強しても、集中力が切れて内容が頭に入っていないと意味がありません。

理解したりちゃんと覚えることがあなたの目的の筈です。

ただやっているだけの勉強では、意味がないのです。

体調・メンタルの不調

睡眠不足や運動不足、孤独感などが積み重なると、体調を崩す可能性もあります。

特に受験生は、不安な気持ちになる人多いです。

体調管理は、基本です。

 

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