中学受験おつかれさまでした。
合格通知を手にし、ホッとしている保護者様も多いことでしょう。
そして、中高一貫校へのご入学、おめでとうございます。
しかし、中高一貫校での生活は、これまでの小学校生活とは大きく異なります。
来たいと不安が入り混じる今の時期にやるべきことは?
この先に待ち受ける中高一貫6年間のスタートダッシュを決めるにはどうすれば・・・・
なぜ入学前が重要なのか
中高一貫校は、高校受験がない分、独自のカリキュラムで非常に速いスピードで授業が進みます。
公立中学のカリキュラムとは大違いです。
それは、入学時に渡されるシラバスを確認すれば、ハッキリ分かります。
中学受験という長い戦いを終えた直後、子どもを休ませてあげたいという気持ちは痛いほど分かります。
でも、ここで完全に放し飼いの状態を作ってしまうと、入学後に待ち受ける中高一貫校の授業に翻弄され、深海魚(成績下位層で浮き上がれない状態)になってしまうリスクがあります。
中学受験の後入学までの期間は、受験の疲れを癒やしつつ、中学生活への助走を始めるという絶妙なバランスが求められる時期なのです。
学習面
何を、どこまで先取りすべきか?
中高一貫校においても、学習の中心は間違いなく英語・数学です。
英語
最大の「差」がつく科目
多くの新入生にとって、英語は新科目です。
小学校での英語活動とは異なり、文法用語(名詞、動詞、主語など)を使った体系的な学習が始まります。
英単語の「スペル」を正確に書けるようにする
ちゃんと書けないと試験では、点数になりません。
特に中学1年生の最初に習う単語は、きちんと覚えないと先々まで足を引っ張ります。
学校にもよりますが、毎回の授業で単語テストをやる学校が有ります。
どうせ覚えないといけないのなら早くやるべきです。
単語の暗記をちゃんとやらないと、英語への苦手意識が生まれます。
アルファベットも入学前にちゃんとかける様にするのは当たり前です。
bとdを間違えていては、先行きが不安です。
最初の試験では、中学の先生は文字の丁寧さや正しさを厳しくチェックします。
カンマやピリオドも忘れないように!
数学
算数からの数学に
分数の計算、割合、速さなど、小学校算数の基礎がグラついていると、数学で必ず詰まります。
特に、計算スピードと正確性を再確認してください。
図形が苦手な人は、もう一度復習しましょう。
マイナスの概念を理解しておくだけで、最初の授業の心理的ハードルがグッと下がります。
複雑な問題は不要です。
数直線上の動きを理解する程度で構いません。
余裕がある人は、1学期分の予習をやっておきましょう。
4月は、授業の進みも遅いですが5月の連休明けからペースが上がります。
部活が始まると、体力のない新入生は、家に帰ってバタンキューです。
だからこそ、時間のある時期に予習していくのがお勧めなのです。
国語
受験期に身につけた高い語彙力は、使わないとすぐに衰えます。
受験用テキストではなく、本人が興味のある新書や小説で構いません。
文章を読んで理解することはすべての勉強の基本です。
語学学習は、毎日の繰り返しが有効です。
生活面
自主性
中学受験までは、親主導でも何とかなります。
でも、大学受験まで親主導で出来ると思いますか?
反抗期も来ますので、強制は悪い結果を招きかねません。
大事なのは、自主性です。
自分のことは、自分で考え実行する
当たり前のことですが、出来ている人はあまりいません。
親におんぶにだっこから自分でやる方向に早めにシフトしましょう。
スマホ・SNSとの付き合い方を決める
入学祝いでスマートフォンを渡す家庭も多いでしょう。
しかし、中高一貫校で成績が急落する最大の原因はスマホです。
中高生になると、毎日5時間以上スマホを触るスマホ依存の人も結構います。
一度スマホ依存症になると、なかなか抜け出せません。
スマホのために成績不振にならないためにもルールが有った方が良いですね。
家庭内ルール
夜8時以降はリビングに置く
フィルタリング設定
SNSの利用時間
などを、必ず使用開始前に親子で話し合い、ルール化して文章にしましょう。
スマホの弊害に気が付いても、後から制限をかけるのは非常に困難です。
決めたルールは、見える位置に貼っておくのがお勧めです。
早寝・早起き
電車通学の人がほとんどでしょう。
中には、バス通学ももちろんいる筈です。
どちらにしても、通学時間がかかるようになります。
通学時間が1時間以上かかる生徒も珍しくありません。
学校が始まると早く家を出ないといけなくなります。
そのためにも、早寝・早起きの習慣を身に付けましょう。
通学に不安がある方は、実際に登校する時間に家を出て、学校まで行ってみましょう。
朝のラッシュの混雑具合、乗り換えの最短ルートなどを体感しておくことで、入学初日の不安を払拭できます。
文房具・持ち物の整理整頓
中学では科目ごとにノートの指定があったり、プリントの配布量が膨大になったりします。
全部学校の机やカバンの中に放り込んでいる生徒さんもいます。
そんな人は、必要なプリントがなくなったりすることが頻発します。
無くなったと思ったら、あとで出てくることも・・・
どのプリントをどこに保管するかというルールを決めましょう。
整理整頓ができない子は、宿題の提出忘れから成績を落としていきます。
ちゃんと出来ない人の場合は、4月だけは手伝ってあげてください。
やり方が分かれば、あとは本人の問題となります。
精神面
子供との関わり方を変える必要が有ります。
これが最も難しいかもしれませんが、最も重要なポイントです。
管理から伴走へ
中学受験までは、親がスケジュールを管理し、お尻を叩いて勉強させていたかもしれません。
しかし、中高一貫校でそれを続けると、子どもはいつまでも自走できません。
自分で目標を持ち計画を立て実行する。
これが出来る様になれば、親は見守るだけです。
失敗させる勇気を持つ
忘れ物をしそう
宿題が間に合わなそう
と思っても、あえて手を出さずに見守る場面を増やしましょう。
中学1年生は、小さな失敗から学ぶ時期です。
失敗から出ないと学ぶことが出来なかったりします。
大人になってからの大きな失敗は、取り返しがつきません。
中学生のうちの小さな失敗は、問題にもなりません。(大きな失敗はだめですが)
学校への期待
合格すればあとは楽しいバラ色の生活
中学受験の時期は、そんなことを言って励ましていたのかもしれません。
私も、時々似たようなことを言います。
でも、学校がパラダイスという幻想を持たせすぎないようにしましょう。
もしも入学後に厳しい状況に立たされたら、踏ん張れなくなります。
多様な価値観
中高一貫校には、自分より遥かに優秀な子、スポーツ万能な子、独特な趣味を持つ子など、多様な才能が集まります。
国籍が違う生徒さんも中にはいるでしょう。
小学校とはまるで異なる環境で、どう自分の居場所を見つけるか?
自分の居場所がないとかなりきついです。
深海魚ってなんだ?
深海魚と言っても魚のことでは有りません。
学校の成績下位に居続ける人のことです。
勉強しなくなると、6年間ずっと最下位で過ごすことになる。
精神的にかなりつらい事
という現実は、しっかりと伝えておくべきです。
しっかり脅しておきましょう。
そうならないために、毎日の予習復習だけはやる事の約束をしましょう。
事務手続き・備品の準備:忘れ物はないか?
制服・指定品の受け取りとサイズ確認
届いたらすぐに袖を通し、ネクタイやリボンの結び方を練習させてください。
銀行口座の開設や交通系ICカードの準備
通学定期の購入だけでなく、学食や売店で使うための電子マネーの準備も必要かも?
健康診断・歯科検診の受診
中学に入ると忙しくなり、平日に病院へ行く時間が取れなくなります。
気になるところは春休み中にすべて治しておきましょう。
親ができる子供への最高のプレゼント
入学までのこの時期、親ができる最大の贈り物は、最新のスマホやゲーム機を買うことではありません。
それは、中学受験を乗り切って合格したことをしっかり評価してあげることです。
あなたは、受験勉強をよく頑張った!
長い間いろんなことを我慢して合格を勝ち取った、自分の子供を誇りに思う。
こんなメッセージを子供にあげてください。
本人の承認欲求が満たされます。
中高一貫校の6年間は、長いようで短いです。
その幕開けが、親子にとって笑顔と期待に満ちたものになるよう、この春休みを「有意義な助走期間」にしてください。
中学生としての新しい一歩が、素晴らしいものになればいいですね!
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