国ごとの学力を測るテストとして有名なものに、00年から3年に1度行われているPISA(OECD生徒の学習到達度調査)がというものがあります。
そこで、数学大国として有名なインドに関して信じがたい結果が出ました。
以下は、プレジデント・オン・ラインより
PISAは日本を含むOECD(経済協力開発機構)加盟国の多くが参加し、15歳の生徒を対象に読解力、数学的リテラシー(知識と能力)、科学的リテラシーなどを比較調査するもの。09年のテストに正式に参加したのは65の国と地域だが、インドの大手新聞「ザ・タイムズ・オブ・インディア」などによると、2つの州(タミル・ナードゥ州とヒマチャル・プラデーシュ州)は他のいくつかの国や地域とともに、試験的に参加したという。
さて、インドの2つの州の結果だが「読解力」では74の国と地域の中で、72位と73位。「科学的リテラシー」では72位と最下位の74位。頼みの綱の「数学的リテラシー」でも72位と73位とまさに惨敗。このショッキングな結果を受けて、インドは12年のPISAへの参加を取りやめた。
インド政府はこの原因について、「出された問題がインドの生徒に社会的・文化的になじみのないものだったから」とのコメントも出しているが、果たしてそれだけの理由だろうか。「読解力」という分野なら社会的・文化的背景の違いにより大きくスコアを落とすことも考えられるが、「数学的リテラシー」に関しては、ただの言い訳にしか感じられない。
ゆとり教育以降の日本のランキングが落ちているのはよく報道されていますが、インドについてはノーマークでした。インド式算数に代表されるようにインドは数学に力を入れている国です。国立の数学科は、とてつもなく難しいので有名です。そこの卒業生は、世界中の企業からスカウトが殺到しています。そんなインドでこの結果とは????
インドは、top層は飛びぬけて出来ます。
インド科学研究所などの上位大学の生徒さんは、ものすごく優秀
でも、カーストの下の方は、教育すら満足に受けていないケースが多々ある筈です。
もしかすると、pisaの調査にする参加していないことも考えられます。
単純に言うと、平均的には大したことが無い!
だったりして?
なんでも、インド式算数で教えない先生が増えてきたそうです。
日本の九九にあたる20×20の暗算も、覚えさせていなかったりするそうです。
思い込みと実情は、違うものです。
2018年OECD調査
1位日本
2位韓国
3位エストニア
何と数学的リテラシーで日本がトップになっていました。
ちなみに日本は、読解リテラシーで11位
科学的リテラシー2位
でした。
参考HP:国立教育政策研究所