”春はあけぼの・・・・”中学校の教科書でも出てくる徒然草の書き出しです。それでは”夏はあけぼの”は、なんなのか?
それは、夏こそ早起きして朝の時間を有効に使うことのすゝめです。夏休みが始まると、だんだん夜型になって起きるのが遅くなる人が出てきます。
ひどい人になると、お昼過ぎにやっとお目覚めです。起きたころは、一日で一番暑い時間なので当然勉強なんてやってられません。そのまま夕方までだらだらと過ごして夜からやっと活動です。当然、寝るのが遅くなって悪循環に入っていきます。
「今年こそ夏休みは規則正しい生活をするぞ。」と、考えている人多いのでは?でも、何かを変えないと同じことを繰り返してしまうのが人間です。もし、受験生が夏休みの過ごし方を失敗したら最悪です。秋以降に取り戻すのは大変なのです。自分が勉強できる場所、時間を決めるのは大切です。夏は、まだ涼しい午前中がお勧めです。朝をうまく使うと勉強がはかどります。
早朝、食事までの時間は家で勉強です。その後は、図書館や学校・予備校の自習室に移動して席を確保します。それから、お昼まで目いっぱい勉強してください。一番頭が働く時間です。お昼が終わったら15分ぐらい昼寝しましょう。頭の疲労がかなり解消されます。暑い地方では、昼寝を習慣としているところが少なくありません。仕事の効率が上がるのを経験的に知っているものと思われます。でも、夏休みのの自習室は競争率が高くなっています。そんな時は??
個人指導シグマの千石教室では、夏休みの平日10時から空き教室を自習する人に開放しています。利用できるのは、内部生徒と夏期講習生です。かつて、世田谷学園という学校の生徒さんが夏休みに毎日自習に来ていました。彼は、夏休み中に赤チャートを6冊全部やり終えました。(6月からときはじめていました。)2学期以降は、ぐんぐんと成績を伸ばして早稲田とか慶応が第一希望だったのですが、当初考えもしなかった東京工業大学に現役で合格しました。夏休みに、本人が努力したことが大きいと思われます。
「夏休みに予備校に言っているから大丈夫。」なんて言っている人は危険です。自分で勉強するからこそ学力が上がるのです。