高校3年生は、今の時期は勉強するのみです。
今の時期に「勉強しなさい。」など言われているようでは話になりません。
一方、高校2年生は大学受験に向けてすでに勉強を始めている人とそうでない人に分かれています。
早く始めた方が有利なのは当たり前。
のんびりしているとあっという間に高校3年生になってしまいます。
学校の勉強をある程度理解しているならば、高校3年生から受験勉強を始めても間に合うことも有ります。
しかし、そうでないならば早く始めないといけません。
また、高校1年生以下のせいとさんでも大学受験を意識して勉強を進めるといいと思います。
何故ならば、今やっている内容が必要だと感じれば身に付くような学習になり易いからです。
まあ、すぐに始めると言っても期末テストも控えています。
始めるならば、期末テストが終わってからがいいと思います。
冬休みにやるべきことは
これから受験勉強を始めようとしている方が、初めにやらないといけないのは基礎固めです。
基礎が出来ていないと受験レベルの問題など解ける訳も有りません。
英語
英語で最初にやらないといけないのは、文法と基本レベルの単語です。
まず、英文法はある程度分かっていないと、英文の意味が正確にとらえられません。
仮定法や分詞構文など人によって苦手な所は様々です。
でも、苦手だからと言ってそのままにしておくと理解不足になって学習効果が落ちます。
自分が苦手な所が分かっている方は、その分野だけ。
そうでなく全体的に分かっていない方は、英文歩全体を冬休み中に復習しましょう。
使用する教材は、学校で使っている英文法の教材で十分です。
単語に関しては、学校でもターゲット1900やdatabase4500などの単語集を使って単語テストが毎回行われていたりします。
そういう学校の生徒さんでも中学校とか高校1年生レベルの単語が抜けていることが良くあります。
基本的な単語は、覚えていないと致命傷になることがあります。
では、どうやって復習するか?
中学レベルの簡単な単語集をやってください。
ほとんど覚えているでしょうからそんなに時間が掛かりません。
覚えていない物だけど反復して暗記していきます。
中学レベルが終わったら、高校レベルの簡単な単語集を使います。
やり方は、同じです。
見たこともないようなものはないと思います。
そんなに時間が掛からない作業ですが、効果はあります。
数学
大学受験で数学を使う生徒さんは、基礎の大切さは分かると思います。
全部の分野をやり直すのは時間が掛かります。
冬休み中にとりあえずやるべきなのは、苦手分野の穴埋めだと割り切りましょう。
使用する教材は、学校の問題集か青チャートぐらいでいいと思います。
特に計算に不安がある方は、学校の問題集で量をこなす必要があります。
毎日、問題演習を重ねてきちんと直していけば出来るようになります。
ある程度数学が得意な生徒さんは、もっと難しい教材に取り組んでもいいと思います。
赤チャートや大学への数学シリーズがお勧めです。
国語
古典に関しては、文法からやり直しましょう。
というのも、古典文法の基礎が出来ていない生徒さんがほとんどなのです。
河合塾の古典文法の教材を使って活用などもきちんと覚える必要があります。
早い段階で文法を復習しておかないと後ではなかなかやらない物です。
そうすると古典の点数が伸びないこととなります。
古文単語は、古典文法の復習が終わってからでいいと思います。
現代文の読解が苦手な人も多いですね。
現代文の読解は、自分なりの方を作ることをお勧めします。
それには、教材を固定すること。
シグマの教室では、出口のシリーズを使っております。
別に佐藤のシリーズでも構わないと思います。
とにかくただ問題を解くのではなく、「どうしてそんな答えになるのか?」と言うことを常に考えながら解説をしっかりと読んでください。
国語の読解力をつけるのは、時間が掛かるので早めに取り組むことが必要なのです。
習慣化
受験勉強は、マラソンと同じです。
長く続けなければいけません。
そんなときに力になるのが習慣化です。
やりたくない勉強でも習慣となっていれば、やるようになります。
歯磨きするように単語を覚えればいいということです。
習慣化には最低でも3週間必要です。
期末テストが終わってすぐに始めれば、3学期が始まるまでに3週間あります。
やることを自分で決めて毎日取り組みましょう。