受験生の皆さんは、充実した夏休みになりましたか?
「私は、毎日10時間以上勉強したので入試問題を解けるレベルまで来たみたい。」
「苦手な数学がだんだんわかるようになった。基礎が出来たので秋以降に応用問題に取り組めば何とかなりそう!」
なんて方は良かったですね。
一方
「自分では、やったつもりなんだけど・・・・・・・。過去問見ても解ける気がしない。」
「最後は頑張ったんだけど、夏休みの前半がイマイチ気分がのらなくって・・・・・」
なんて方もいるかと思います。
済んだことを悔やんでもしょうがありません。
今できる最善の行動をとるのみです。
この秋から逆転合格を目指す方に向けていくつかヒントを書きます。
なんといっても英語・数学・国語
英語・数学・国語などの科目は、成果が出るのに時間がかかります。
ということは、入試直前にやっても間に合わないということです。
これらの科目が苦手な生徒さんは、すぐに手を付けましょう。
苦手だからと言って放置しておくと合格は望めません。
まずは身近にある教材で勉強しましょう。
その結果その教材が自分には合わない(難しい、解説が分かりにくい)場合は、ほかの教材にすぐに変えましょう。
但し、時間がないので教材は絞り込む必要が有ります。
自分の実力相応の教材を選んでください。
捨てることを決める
完璧主義の方が時々います。
「英語の読解は、300語レベルやって500語やって800語や1000語レベルやらないといけないんでしょ。そうすると毎日長文5つぐらいやらないと追いつかない。ほかの科目もあるのに?」
こんな風に考えると時間がいくらあっても足りません。
こういう生徒さんに自分で計画を立ててもらうと非常に細かいものが出てきます。
しかし、1週間と持たないことがほとんどです。
時間がない中で結果を出すには、捨てることも必要になります。
自分が分かっている単元は、飛ばしてもいいのではないでしょうか?
分かっていることを何度もやるのは時間の無駄です。
入試で出題されるもので自分が出来ないものに絞って勉強した方が良いと思います。
何故なら、今まで点数にならなかったものが得点に変わるのですから。
単語も書けるようにするのが理想ですが、実際の入試で必要なのは書くことでしょうか?
長文読解では、意味が分かればなんとかなります。
なので、英単語を見て意味が分かるようにすればいいのでは?
書くことが必要なのは、英作文ですが、自分の知っている単語を使えば何とかなります。
だから、思い切って英単語は意味だけが分かれば良しとしましょう。
時間がある人は、派生語などは見ておいた方が良いです。
科目によっては基礎に立ち返ることも大事
数学や物理が全く分からない人もいますね。
基礎が出来ていないのに学校でやっているからと言って、入試問題ばかり解いても効果が上がりません。
焦る気持ちも分かります。
でも、入試本番で結果を出すことが大事です。
苦手な科目は、自分が分かるレベルまで落としてみるのも一つの手です。
ある程度基礎が分かるとそのあとの勉強のペースが上がります。
やたらと難しい問題ばかり解いて中途半端な理解の人よりも最終的には上にいけることも!
基本レベルの薄い参考書を1冊完璧にする方が色々なものに手を出すよりも効果があります。
覚えられないものは復習のペースを上げてみる
「日本史がどうしても覚えられない!」
「化学の有機が頭に入らない。」
この時期になると暗記に苦しむ生徒さんが沢山出ます。
人間は、忘れる生き物です。
だから、忘れることを前提に学習を進めればいいのです。
具体的には、復習重視にすればいいと思います。
単語集などを最初から最後までやったのに全く覚えていないことはよくあります。
というよりも、そういった勉強をやっている人が多いです。
ボリュームのある教材を最初から最後までやると時間がかかります。
終わるころには、最初の方にやったことを忘れるのは当たり前です。
暗記した内容を次の日に確認
初めて学習したことは、何もやらないと次の日には30パーセントぐらいしか覚えていません。
だからこそ、復習が大事なのです。
前の日に覚えたことを次の日に確認してみてください。
「こんなに忘れてるなんて。」
「あれ?昨日は完璧だったのに。」
実際に確認すると意外な事実が出てきます。
次の日にはかなりの部分忘れていることに気がつけば対応も違いますね。
前の日の復習を自分の学習サイクルに組み込めばいいだけです。
時間がかかって非効率的のような気もしませんか。
でも、実際はこちらの方が効率よく覚えられるはずです。
先に進むペースを落として復習のペースを上げてみましょう。
週末を復習にあてる
1週間のうち土曜日曜は先に進むことをやめてその週の復習をやりましょう。
前の日に覚えたことを復習しても1週間もするとかなり忘れます。
そこで、週末にその週の復習を組み込むのです。
当然、時間がかかって先に進むペースが遅くなります。
でも、よく考えてください。
大事なのは、先に進むことではなく、しっかり覚えることではないでしょうか?
入試の本番で使える知識を増やすことが目的なのです。
多少、ペースが落ちてもいいではないでしょうか?
その分、少しづつ確実に覚えることが出来るのであれば!
章ごとに復習
復習のサイクルとしては、1か月ぐらいのタイミングでの学習が必要です。
キッチリ1か月はむずかしいかもしれません。
1章終わったら復習しましょう。
章ごとに仕上げていけば、残りがどれだけあるのかも分かりやすくなります。
学習量は当然必要
9月以降は、学習量が必要なのは当たり前です。
「ふー。今日は頑張ったな!」
なんて言っても、ほかの人はもっとやっているかもしれません。
「何時間やれば受かるの?」
なんて聞いてくる生徒さんがいます。
何時間やれば受かるなんて誰も言えません。
でも、私は受験生に毎年こういいます。
「後で後悔しないようにやりましょう。」と
最後まであきらめない
入試が近づくと精神的に追い込まれます。
これは、だれでも一緒です。
特に勉強がはかどっていない人は余計にプレッシャーを感じるようです。
(浪人を最初から覚悟している人はこれに当てはまりません。)
「もうだめだ・・・・」
くじけそうになることもあるでしょう。
でも、みんな同じです。
あきらめた人から脱落するだけのことです。
自分を信じて最後まで頑張れば、結果はついてくることが多いです。
出来ない問題もあきらめずに何度も反復してやっているうちに、いつの間にか出来るようになることもよくあります。
過去問重視で対策を完璧に!
効率よく志望校に合格するには、過去問研究が欠かせません。
受験する学校で出そうな分野を重点的に学習しましょう。
当然、過去問演習はやらないといけません。
よく、過去問演習で満足する人も多いですが、それで合格できますか?
過去問演習をやると出題される範囲で自分が出来ないところが見えてきます。
そこを実際の入試日までにつぶしていかないといけません。
かなり、地道な作業です。
でも、絶対に欠かせない事なのです。
逆転合格を目指して
頑張れ受験生!
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