えれめんトランプ

中高一貫校&国立大学付属専門の個人指導シグマ

皆さんは、予習と復習ではどちらが大切だと思いますか?

私は、復習の方がより大切だと考えています。

それは・・・・・・・・・・・・・

なぜ復習が大切なのか?

①人間は忘れす動物である。

一度学習しただけで全部覚えることが出来る人などいません。

記憶力がいいといわれる人でも全部は無理です。

記憶術などの特別なテクニックを使わない限り、なかなか完全には覚えられないものです。

人間は忘れるのが当たり前

特に学習など生活に直接必要でないものについてはなおさらです。

だから、忘れることを前提に考えないといけないのです。

②エビング・ハウスの忘却曲線

有名なエビングハウスの忘却曲線。

これによると、初めて覚えたことは一日経過すると30パーセント以下しか覚えていないとか!

これでは学習したことにならないですよね。

しっかりと覚えないと得点が伸びないのは当たり前です。

また、エビング・ハウスの忘却曲線は復習のサイクルも教えてくれています。

③短期記憶を長期記憶に変換するには

記憶は短期記憶と長期記憶に分けられます。

まずは海馬という部分に短期記憶として情報が保管されます。

その中から”これは大切だ!”と判断されたものが長期記憶として大脳皮質に保存されます。

長期記憶になったものはその名前の通り忘れにくい記憶になります。

では、どうすれば長期記憶に変換できるのか?

要は、海馬に”これは大切だから長期記憶にしよう。”と思わせること。

そのためには、頻度と強度が強く関わってきます。

頻度とは、まさしく回数です。

何度も出てくることは大切だと判断されて長期記憶になりやすいのです。

もちろん個人差はあります。

でも、その回数は5回を目途にしましょう。

復習サイクルもこれを念頭に置いて組み立てた方が効果的です。

強度とはどれだけ海馬を刺激したかです。

事故などの記憶は一度だけでもなかなか忘れませんね。

例えば東北の地震の記憶はいまだに頭に鮮明に残っている方がいます。

特に自分で体験したことは覚えやすいです。

それはなぜか?

海馬の近くに扁桃体というものがあります。

扁桃体は情動的な出来事に関連付けられる記憶の形成と貯蔵における主要な役割を担います。

そうです!

感情を伴ったことは扁桃体を刺激して記憶に残りやすいのです。

④復習サイクル

1回目 学習後すぐ

2回目 1日後

3回目 1週間後

4回目 1か月後

5回目 半年以内

1回目の復習は意外に思われる方もいるかもしれません。

でも忘却曲線をよくご存じの方はわかっていると思います。

実は学習直後よりも学習後少したってからの方がより多く記憶されています。

だからこそ一番いい状態の時に復習した方がいいのです。

学校の授業であれば休み時間ですね。

休み時間にちょっとだけ授業のノートを見返してください。

それだけで構いません。

授業のノートをとっていない人は、論外です。

2回目の復習は1日後ですが、これは実際にやろうとすると結構大変です。

そこでちょっと早いですが、家に帰ってからその日の復習をするのはどうでしょうか?

頭の中で授業を思い出してみてください。

思い出せないことは、ノートを見て構いません。

この時にマインドマップにまとめるとあと後の学習が楽になります。

3回目の復習は週末です。

その週に学習した内容を週末にまとめて復習してください。

ここまでやると記憶が1か月ぐらい保持されるようになります。

1か月というと定期試験のタイミングです。

4回目の復習が通常は定期試験の学習となります。

3回目までの復習をちゃんとやっている人は、かなりの部分覚えているので定期試験の学習が楽になります。

テスト前は、覚えていないものだけを集中的に学習することになります。

すると、当然ですが高得点につながります。

復習を確実に実行するには?

復習が大切だと分かっていても実行しないとだめですね。

復習が嫌いな生徒さん沢山います。

というよりも、めんどくさいのでやりたがらないのです。

復習を確実に実行するには工夫が必要です。

①習慣化する

一番いいのは習慣化することです。

習慣化すると歯磨きするように自然に復習が出来るようになります。

でも問題が・・・

習慣化はなかなか難しいということです。

最低でも3週間の継続が必要です。

最初の3週間を乗り切ると成功率がかなり上がります。

初めの1週間で挫折することが多いのです。

何とか頑張って3週間続けましょう!

そうすれば、新しい世界が見えてきます。

②見える化する

習慣化出来るまでは見える化してしまいましょう。

自分の実施状況を表にして家族がチェックできる場所に貼ってしまうのです。

冷蔵庫のドアとかトイレとか・・・・・

自分一人だと挫折してしまうことも見られているという意識があると続けようという気になります。

③何かと一緒に行う

定番のテクニックですがすでに習慣化できていることと一緒にやるのはどうでしょうか?

例えば晩御飯。

晩御飯を食べない人はいないと思います。

晩御飯前にその日の復習をやるのです。

シグマの生徒さんに話を聞いてみても何もやっていないことが多い時間です。

夕食前の短時間にその日の復習をやるのです。

寝る前に一日の復習をするのもお勧めです。

寝る前30分は、暗記のゴールデンタイムと呼ばれます。

この時間帯にインプットした内容は、他の時間で学習したものよりも頭に残りやすいので効果的な学習になります。

復習の効果は?

「覚えられない」とか「すぐに忘れてしまう」とか言っていた人には復習の効果は絶大です。

覚えられないのは、復習が足りないことが原因であることがほとんどだからです。

復習は面倒です。

でも学習効率から考えるとおすすめです。

毎日の復習を実行するだけで、あなたの成績は著しく進歩するでしょう!

毎日20分、その日の学校の授業の復習をするだけで成績は必ずや上がるでしょう!!

 

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