教えること

中高一貫校&国立大学付属専門の個人指導シグマ

中間テスト直前です。

今までのんびりしていた教室の生徒さんたちもそろそろテスト対策を始めています。

「やばいやばい・・・・・。今回、〇〇何にもやってない。」

中には、こんなことを言い始める生徒さんも出て来ています。

このタイプの生徒さんは、ほっておくと赤点を取ることもあります。

「入試で使わないから、赤点だけ回避できればいいんだけど!」

と言っている生徒さんのために、赤点を回避する基本的な方法を考えてみました。

目標得点を設定する

赤点回避と言っても学校ごとに赤点の基準が違います。

いわゆる赤点と言うもののラインを確認しましょう。

そのうえで、自分が取るべき点数をはじき出してください。

この際に大事なのは、ぎりぎりではなくある程度余裕を持った目標にするということです。

30点を目標にすると25点しか取れないこともよくあります。

少しぐらい失敗しても大丈夫な点数を目標にしておきましょう。

赤点を取るくらいの生徒さんは、見込みが甘い人が多いです。

根拠のない自信や不確かな情報をもとにして独自の理論を展開します。

赤点取りたくなかったら、現実に向かい合いましょう。

情報を集める

試験範囲

試験範囲を把握していない生徒さんって意外と多いです。

特に赤点を意識しないといけない生徒さんだとなおさらです。

試験範囲は、ほとんどの学校で公開されます。

分かっていないならば、周りの人に聞いて確認しましょう。

出る問題

”出る問題が分かるなら苦労しない”

とおっしゃる方が多いでしょう。

でも、学校の先生によっては事前に出す問題を教えてくれる人がいます。

ただし、はっきりと言うのではなく

「この問題、でるかもしれないぞ!」

授業の中で暗示することがあるのです。

これを聞き逃すと、もちろん不利ですね。

このあたりの情報は、授業をしっかりと聞いている生徒さんに教えてもらうのが一番です。

先生に「何を勉強すればいい?」

と、ストレートに聞くのも有りです。

学習時間の見積もりをたてる

時間が無限にあればあまり問題はありません。

定期試験までに時間がないからこそ学習時間の配分が大切になります。

赤点回避するには、何時間必要か?

危険な科目が複数あるならば、科目数分見積もります。

時間の見積もりが終わったら試験までの学習計画の中に優先的に組み込んでいきます。

一番簡単なのは、毎日の学習の中で最初に勉強するようにすればいいのです。

やることを絞る

あれこれ手を出すけれどどれも中途半端でテストのたびに失敗を繰り返す生徒さんがいます。

「やることを絞れば・・・」

と言っても、「そんなこと言ったって、やってない所から出たらどうするの!!」

などと言いながらやり方を変えずに、失敗を繰り返します。

全部中途半端にやるよりも、やることを絞って徹底的に勉強した方が結果に結び付きやすいと思いませんか?

特に、赤点を意識しないといけないレベルの生徒さんは、全部やるだけの余力は無いはずです。

一番出やすいものに絞って反復して勉強することをお勧めします。

赤点が30点ならば、せめて50点取れる様に計画してみてはいかがでしょうか?

山ははりすぎないこと

「あー、山がはずれた。」

「やってない所から、一杯試験に出た。」

毎回の試験で山を張っては、外しまくっている生徒さんって周りにいませんか?

普段ちゃんと勉強している生徒さんの場合は、特に山を張る必要もないのですが出そうなところがある程度わかることがあります。

それに引き換え、赤点ぎりぎりの生徒さんは試験までの学習時間が足りないのでしょうがなく山を張ります。

しかし、それが的中する確率はかなり低くなります。

それは何故か?

どこが大事なのか分からないからです。

授業で時間を取って説明したところは、出やすいと思いませんか?

プリントなどで配布されたものは、出そうな気がしませんか?

普段授業を聞いていない生徒さんは、山をはっても外す可能性が高いです。

それよりも学習する教材を絞ってテスト対策を進めた方が良いです。

どうしても時間が無く山をはらないといけない場合は、その科目が得意な友達に聞きましょう。

科目別対策

あくまでも、赤点回避のための対策です。

試験問題が標準的な学校に当てはまります。

数学・理科

学校でもらったプリントは、最優先です。

その次は、教科書です。

時間が全くなかったら、教科書の例題だけでも解けるようにしましょう。

問題集をやるときは、基本問題を全部解けるようにしましょう。

余裕が有ったら、応用問題まで・・・

英語

リーダーは、教科書中心です。

教科書の本文を暗唱するのが良いですが、そこまで出来る人も多くないでしょう。

最低限、きちんと和約できる様にしておきましょう。

新出単語や熟語は、覚えましょう。

文法は、問題集から出題されるケースが多いはずです。

一通り理屈が分かったら問題集で演習を

基本問題が優先なのは、数学と同じです。

覚えておけば点数になるもの(単語・熟語)は、絶対に落とさないようにしましょう。

英語の得点が低い人の答案を見ると取れるところで取りこぼしていることが殆どです。

英語が得意な生徒さんは、落としていません。

社会

高校生で日本史Bや世界史Bを学習している生徒さんは、膨大な暗記にお手上げになっているかもしれません。

プリント教材を渡されてテスト範囲が20枚にも及ぶこともあります。

こういう時は、全部やろうとしても無理です。

諦めるのはもっとダメ。

まずは、見出しや太字のところから覚えましょう。

これなら覚えることは、ものすごく少ないはずです。

これだけだと、赤点突破まで行かないこともあります。

その場合は、穴埋めになっている所だけ覚えてください。

穴埋めがないプリントの場合は、自分で優先順位を決めてください。

 

赤点対策などと言う必要がないように、普段からコツコツ勉強することが大切です。

特に、英語や数学などの基本教科は、時間がかかるので学校の授業に沿って勉強を進めておいた方が良いです。

個人指導シグマでは生徒さんにもよりますが、なるべく予習しておいて試験前にバタバタしないでいいように学習を進めています。

定期試験のたびに慌てないで済むようになりたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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